先ほど、NHKラジオで、山口百恵の

秋桜(コスモス)が流れていた。

 

 じっくり聴いていて、涙が出てきた。

 

 久しぶりに、ポロポロと、泣いた。

 

 「明日嫁ぐ私・・・」

 

 縁側でアルバムを見ている母・・・

 

 ・・・・・・・・・

 

 私は、泣くのが怖くて、恐ろしくて、

「泣ける映画」を見ることができない。

 

 テレビでドラマを見ていて、泣きそうに

なると、消してしまう。

 

 泣くのが怖い。

 

 そんな私も、去年の「マイスタージンガー」

では、ボロ泣きするはずだった。

 

 それを期待して、ティッシュやハンカチを

手にもって見ていたのに、演出のせいで

全く泣けず、空振りしてしまった。

 

 今日は、予期せぬ放送に、やられてしまった。

 

 

 

 この曲は、1977年秋のヒット曲。

 

 当時私は、大学の管弦楽団で、シベリウスの

交響曲第1番と格闘していた。

 

 世間で、山口百恵や、桜田淳子が騒がれて

いても、全く興味がなかった。

 

 今、改めて聴くと、本当にいい曲だし、

山口百恵って、とっても素敵だ。

 

 美人だし、歌もうまい。

 

 

 

 ところで、私の娘も、昨年夏に結婚した。

 

 でも、泣かなかった。

 

 結婚式は、今年の秋だそうだ。

 

 「秋桜」の頃と今とでは、結婚も

様変わりだ。

 

 秋の結婚式でも、泣かないだろうなぁ・・・