(リブロさせていただきました。感謝)

 ベニーの千夜一夜コンサート日記 第364夜

 2022.11.13(日)16時 サントリーホール

 

 ネルソンス指揮 ボストン交響楽団演奏会

 

 マーラー 交響曲第6番

 

 Pブロック下手より、前の方の席で鑑賞

 

 ・・・・・・・・・

 

 ボストン響は、音が大きい。

 

 自席は、9人のホルン軍団のラッパの先。

 

 すごい音圧。

 

 元々、音のバランスの悪い席だけど、打楽器

奏者の動きが目の前なので、よく見える。

 

 

 マーラー6番で話題となる、ハンマーを叩く

場面。

 事前に、3回たたくというブログ情報があった

ので、その3回を楽しみにしてみていた。

 

 事前のブログ情報は、知っていいのか悪いのか。

 

 プログラム解説には、「3回の場合もある」と

書いてあったが、知識不足の私は、この曲は2回

たたくものと思いこんでいる。

 事前にブログ情報を見ていなかったら、三回た

たいて、びっくりしていたはず。

 

 何も、事前に知らない方がいいのかもしれない。

 

 ・・・・・・

 

 ネルソンスは、とても大きくなっていた。

 

 要は、太りすぎ。

 

 その一方、ファーストバイオリンの一番後ろに

まるで80歳以上にしか見えない、小柄な女性

奏者が座っていた。

 

 その方がステージに出てきたとき、何かの間違い

かと思ったほど。

 

 あの年齢で頑張る、ご婦人バイオリニスト。

 あの巨漢で頑張る、ネルソンス。

 

 面白い対比。

 

 ・・・・・・・・・

 

 マーラーが終わった後、ネルソンスが座って

1階席に向かって、長~~~~~いスピーチを

した。

 

 Pブロックからは、よく聞き取れない。

 聞き取れても、英語なのでわからない。

 

 5分くらいしゃべって、ラストのところで

場内大爆笑が起こった。

 

 よくあるように、日本語を突然交えて

笑いを誘ったのか。

 そうではなく、純粋に英語でしゃべって

あれだけ笑いが起こったのだとしたら、

日本人客の英語能力は、すごいレベルだ。

 

 何を話して、笑いを取ったのだろうか。

 

 とても気になる。

 

 

 でも、スピーチは長すぎた。

 

 マーラーが終わって・・・、大曲が終

わって・・・、その流れで、楽員が立ち

去って、感動の途切れないうちに、ソロ

カーテンコール、スタンディング・オベ

ーションという流れになってほしかったが、

ちょっとスピーチが長すぎて、感動が途切

れてしまった感じ。

 

 スタンディング・オベーションの時、

長話したネルソンスより、最後までステージ

に残っていた打楽器奏者の男性と目が合って、

そちらに拍手してしまった。