ちいさな、おはなし。 -18ページ目

Just The Two of Us


ラーメンに先立ってビールを持ってきてくれたその店員が
「ビールおまたせっす~」って言うからね、
こっちは当然、カウンター越しにその缶ビールを受け取ろうとしたよ。

そしたら手で制すわけ。
ちょっとまてとばかりに。

で、プシュって缶を開けてるからね、あれ随分サービスのいいラーメン屋だなと思ってグラスを差し出したら店員のやつ怪訝そうな顔をして。
いや注いだりまではしませんよ的な顔で。

んでその怪訝そうな表情のまま缶が開いたビールを置いてくれたよ。
コトンって。僕の前に。

あのな、じゃあそのプシュってところはいらんだろ、それなら。
自分で開けるっつーの。

とりあえずこれだけは言える。

俺のバカ。。。

◇◇
たしかにそのファミマのおばちゃんはレジ仕事の要領がすこぶる悪い。
だから彼女が肉まんとか包んでくれてる間に、
待ち切れない僕は、1000円札をあらかじめ受け皿に置いた上でiPhoneをいじっていたのだった。

しかしそういう時に限って彼女の仕事が早い。
「はいおまたせ」と、
予想外のタイミングで商品とお釣りを渡される段取りがおとずれ、焦った僕は、
右手にiPhone、左手に口の開いた小銭入れを持ったまま一瞬あたふたしてしまった。

そしたら次の瞬間、

「チャリーン」

って。

めっちゃいい音したよもう。

「チャリーン」

って。

はい。たしかにお釣りを受け取りましたよ。

僕の小銭入れにね、直接。


とりあえずこれだけは言える。


俺のバカ。。。


◇◇◇
赤の他人であっても、何かの拍子に向き合って、ちいさなドラマが起こる。

それはもう立派な二人の世界。

それを楽しむようにしています。
だってそうでもしなきゃ、この世の中世知辛いじゃあないですか!

以上、ラーメン屋は注いでくれなかったけどファミマのおばちゃんは注いでくれた、
そんなお話ですた・・orz