北海道では、冬場は特に風が強くて時に視界があまり確保できないほど吹雪きます。
風が強い日は、雪が降っていなくても積もった雪が風で舞い上がって地吹雪となり、道民の顔を直撃します。
ぶっちゃけ地吹雪も吹雪も、口の中やコートの隙間に入ってくる事が少なくありません。
地吹雪の雪は、いわば研磨剤みたいな作用をし、道路の圧雪程度の硬さの雪なら凍結部分が出るまで削りきる事があります。
ここまで読んでいただければ、道端で犬や猫が糞尿を垂れ流すと、どうなるのかがお分かりいただけると思います。
細かい粒子となった糞尿が道民の口やコートに入るわけです。
もう一つ理由があります。
それは、マナーが悪い飼い主が多い地域で雪解けの時に発生します。
北海道では、どうしてもちょっとずつ道路の上の圧雪路面が蓄積して厚みを増していきます。
ズバリ、「雪が降って犬が糞尿をし、さらにその上に雪が積もって…」という流れを繰り返すと、糞尿が冷凍保存され、春の雪解けの時に全部一気に出てくるのです。
ハッキリ言って臭いし汚いですね。
個人的には雪解けの季節が汚すぎて一番嫌いです。
最近の多くの飼い主は、とてもマナーが良く、基本的に多くの方々がペット用オムツを使っています。
ただ、一人でもマナー違反者がいると、道路が一気に汚物まみれになります。
正直言ってやめてほしいと思います。
ペットが可愛いからそのペットから出てくるものに汚いものなど無い、という気持ちそのものはまあ百歩譲ってわからないでもないのですが、赤の他人からしたらブツ自体は触るのもおぞましい汚物でしかありません。
それを間接的に顔にかかる形で撒き散らすのは、これはいくらなんでも非人道的ではないでしょうか。
しかも、たいてい足の踏み場がゼロになるレベルでやられます。
どこ歩けと言うんだってレベルですね。
以前、めちゃくちゃ風が強い日に服にいつもと違う何かが当たる感じがして前を見たら、犬が小便をしていてそれが私の服に風に乗って直接当たっていたということがありました。
「ちょっと、やめてください、なんとかしてください!」と言ったところ、「犬が小便をするのは当たり前だろ!」と逆ギレされて、その方が住んでいると思われるマンションに逃げ込まれてしまいました。
そのマンションの近くは今も足の踏み場が無いほど小便まみれです。
今は犬用のオムツがあるので、小便はなんとかなると思います。
北海道では、マナーを守っていただけている方が多いのですが、罰則を設けないと守れない方が少数でもいるのであれば、北海道で条例を作っていただくしかないのかもしれません。