今回は箱型の車の闇2です。

世の中の多くの方々が、箱型の車に乗っているように思います。

ミニバンとかの箱型の車がもつデメリットを箱型のミニバンを運転した事がある経験も加えつつニュースやデータを見て感じたことを書きます。


◯緊急回避動作がほぼ不可能

凍結等などでリアが滑った場合は、ブレーキで姿勢を整えてからアクセルを足で細かく調整しつつハンドル操作をして事故らないようにします。

重心が低い車ですとこれが容易にできます。しかし、箱型のミニバンなどでは重心が高いため、気温と路面のテカりから路面状況を読んで「こういう滑り方をするはずだ」という操作を厳密にする必要があります。

たいていの週末ドライバーにそのスキルは無いので、冬場の峠道ではたくさんのミニバンが雪山に刺さって動けなくなっています。


◯子どもを轢きがち

視点が高い車は、意外と車の直前が見えません。

また、視点が高い車は巻き込み事故を起こしやすいです。

箱型ミニバンでは、本来なら運転時に小型のトラック等と同じくらいの特別な配慮が必要です。

しかし、ほとんど意識される事はありません。

実際に子どもの命が失われる事故が起きてしまっています。

どの車も運転時には周囲の確認が必要ですが、箱型のミニバンなどは特に注意が必要です。


◯不倫されるかも?

これは元部下や元同僚でミニバン乗っていた複数の方々がカーテンをつけたミニバンをそういう場に使っていたというだけなので、デメリットとしては弱いです。

しかし、そもそも車は移動の道具であり、積載能力を求めるならツーリングワゴンで良いはずです。

オムツ交換が、という意見もありますが、それはトイレでやった方がよく、今時オムツ交換できないトイレは公園の便所くらいです。

人が動きやすい空間が必要な方々の中には、イケナイ使い方をする方もいるので、車を購入する際は夫婦でお互いの意見の真意について慎重にご検討ください。


◯オラオラ運転しがち

ミニバンはたいてい座席が高い位置にあります。

視点が高くなると、車間距離がちょっとわからなくなりがちだそうです。

また、デカい車は気が大きくなって煽り運転をしがちなようです。

知らず知らずのうちに車間を詰めてしまう可能性が高まります。


◯冬場の雪国ではあらゆる車の悪いところ取りである

雪国では、重心が低い車は凍結した峠道などで、スリップした場合での対応がしやすく有利です。

一方で、最低地上高が高い四駆の車はスタックしにくく、積雪が深い日に有利です。

箱型のミニバンは、重心が高くて最低地上高が低いため、雪国では悪いところ取りの車であるといえます。

雪国では、RVやピックアップ、ツーリングワゴン、セダン、車高が低いハッチバックやコンパクトなどが比較的おすすめな部類です。


◯じゃあどんな車を選ぶのか

アメリカで販売されている車は、日本より厳しい衝突安全性能を持っています。

逆にいうと、日本でしか売れない車とは、日本の需要に合わせたわけではなく、危険すぎて日本でしか売れない車もあるのです。

アメリカやヨーロッパで売っている車が個人的にはおすすめです。


◯まとめ

箱型のミニバンは、それなりの期間運転しましたが、ここまで疲れる上に運転しにくい車は無いと思いました。

タダで貰っても乗りたくない車です。