高齢者が暴走して店員を脅迫している記事を目にし、かつての私の仕事で出会ったヤバい高齢者を思い出しました。

月頭に入金して一月分商品を提供するものだったんですが、利用料金を踏み倒されました。

こんな人にはならないようにしましょう。


《高齢者の情報》

・付き人あり

・かつて社長

・比較的金持ち


ここでは仮にこの人をRとします。


《経緯》

【序章】

R「お前んとこの商品に興味持った。サンプルもってこい。」

私「ありがとうございます!ひと月無料サンプルで、以降はひと月ごとに1万円かかりますが良いですか?」

付き人「メモ残しときましょうね。一カ月無料で、その次から一万円。良いですか?」

R「かまわん。契約する。」

私「初月分だけ銀行振込みになりますが、良いですか?」

R「いいよいいよ。」


【踏み倒し編】

私「サンプル期間が終了します。来月から一万円かかりますが、良いですか?」

R「かまわん。続ける。」

私「システム上、一回目は銀行振込になります。大丈夫ですか?」

R「かまわんよ。」

私「よろしくお願いします。」


後日、Rからの入金がない事が判明。


私「利用料金のお振込がありませんでした。お振込みお願いします。」

R「別に一万ごときかまわんだろう。来月からは引き落とすんだろ?」

私「えっ…お振込みいただけないという事ですか?」

付き人「ほら、ここにもメモしてますから、払ったほうが…。」

R「別に金がねえわけじゃねえ。面倒な事を言うならやめるぞ。(数千万はある預金口座の通帳を何故か見せびらかす)」

私「皆さんお支払いいただいている利用料金をお支払いいただければ良いのですが。」

R「もういい、面倒だしやめる。お前んとこの商品はもともと気に食わなかったんだ。」

私「わかりました。では、利用料金はお支払いください。」

R「払わねえぞ!うせろ!帰れ!」


この日は帰れと言われて帰らないと不退去罪になるので会社に戻りました。


【嫌がらせ編】

Rに自分の名刺を渡してしまっていたため、6時前の早朝に会社の携帯電話が鳴りました。

R「払わねえからな、わかったな?」

私「いえ、お支払い願います。」

R「ふざけんじゃねえ!この野郎馬鹿野郎!!払わねえったら払わねえんだよ!!」

私「お支払い願います。」

R「払わねえって言ってんだろうがこの野郎馬鹿野郎!!」


以降、一カ月ほど毎日夜中と朝に毎日罵倒の電話がかかってくるようになりました。

耐えきれなくなって着信拒否したら、会社に電話がかかってきました。

そうっと着信拒否解除してみたら、着信拒否解除が有効になったその日から電話が早朝にかかってきました。

毎日私の電話に嫌がらせを試みていたようです。

その時Rが私にこう言いました。

R「いい加減電話されて嫌になってきただろ、そろそろ折れろ。」と。


背筋がゾワッとし、会社に報告。異常さを共有してもう一度私とRとその付き人で話し合う事に。


R「払わねえからな、わかったか?あ、ちょっとトイレ。」

付き人「……。この人に関わる時間と金、もうたぶん利用料金超えてますし、ぶっちゃけもう関わらない方が良いですよ。」

私「ふぁ!?…ちょっと検討します……。」

R「ふいー。出た出た。」

私「お支払いする気は無さそうですか?」

R「払わねえって言ってんだろ!ウルセェバカヤロコノヤロ!!オマエの家に火つけてやる!帰れ!」

私「失礼します。」


《結果》

結果的には、踏み倒されました。

これ以上は関わる事が危険と判断して何も請求しない代わりに2度と関わらないし、今後一切商品を売らない事になりました。


実はRの付き人とは少し話をしてきましたが、手がつけられないために息子たちから見放されているとのこと。


かつて偉ぶっていた者がいきなり何もかもしなくなると、ここまで人として終わってしまうのかと少し悲しくもなりました。



高齢の親御さんがいらっしゃる方は、ぜひ放置なさらないでください。

困っている方は、社会福祉協議会に相談しても良いかもしれません。