今東京に人口が集中している状況を問題だととらえている方も多いと思います。

しかし、実際に分散化の動きはなかなかなく、むしろ人口の集中は止まっていません。

ここで、日本の地震の年表をウィキなどで見ると、割とコンスタントに地震が来ている事がわかります。
もしウィキの記事がすべて間違っていたなら、この記事は忘れてください。

もちろん地震については、科学的にわかっていないことも多く、一概にはこうとは言えないかもしれません。
しかしながら、前回の大地震からかなりの期間が経過し、地震のリスクがかなり高い状況にあると個人的には考えています。

もし東京直下で大震災が起きた場合、まず全国各地が東京をサポートしきれないと思います。
そもそもの根幹機能が東京に集中しすぎていますし、地震が起きた時に要救助となる人の数がとてつもない数になるのは火を見るより明らかです。

特に地方から出てきた若い皆さんは、今一度自分の仕事が東京でしかできないことなのかどうかを自問してほしいです。
東京で夢を叶えるというのはおおいに結構な事なのでしょうが、他の地域で出来る仕事はかなり多いです。

地元に戻って磨いたスキルを生かせる良い仕事を探すのも良いと思います。

分散の対策として、国や自治体の介入は不可欠だと思います。
東京にオフィスを構えることに税を課すとか、住民税を大幅に上げるなどの対策が考えられます。

今のうちからそういった税などをもって積み立てしておかなければ、その後の復興の資金は確保できなくなると思います。

住んでいる方々からはイヤかもしれません。
ですが、「震災は起きないだろう」と思っていた自分も少なからず被災し、反省とともに「地震とは日本中どこでも起きるものだ」と認識を改めました。

だからこそ、人口は分散されていた方が良いと思います。

多くの組織の上層部の方々が、幻想から目を覚まし、対策を立てていただけるよう願っております。