個人的には当たり前ってことはないと思っています。
もちろん、飲食の量や収入の状況やお店のお値段に応じて対応すべきだと思いますが、当たり前ってのはちょっと違うと個人的には思います。
時々男が払うのが当たり前みたいな価値観を押し付ける男性がいますけど、まず男が上から奢ってやるだなんておこがましいですよ。
女性が強めに払うといっているのに、振りきるのは特にいけないと思います。相手の女性の自立性を否定する事にもなりかねないですし、その観点からすればある意味で女性蔑視ではないでしょうか。
もちろん逆も然りです。
時々、女性向けの掲示板などで、「男性が奢るのが当たり前かどうか」というテーマが取り上げられることがあるようです。その中に時々妙な記述を見つけることがあります。
それは、「女性との時間は幸せな時間なのだから有料であり男性が奢るべきだ」という旨の主張です。
これは一見女性が書いているように見えますが、個人的にはひねくれた男性が書いたフェイクではないかと思っています。
なぜかといいますと、そもそも価値観的に矛盾しているのです。「女性との幸せな時間が有料である」のだから「買い取る」というのは、そもそも視点的には男性の目線です。
女性目線で言っていたのなら、逆に「自分との幸せな時間は金で買える」と言っているようなものです。そんなあり得ないことを女性自ら言うとは思えません。
話を戻しますが、ではなぜ割り勘が妥当と考えるのか。
事業の考え方を取り入れると分かりやすいです。
社会人なら常識だとは思いますが、事業で大切なのは、継続性ですよね。
では、仮に取引関係にある会社との共同事業を行うとして、こちらは赤字で利益だけ取引先が持っていくような関係だったとしたら、それは長続きするでしょうか?
私が社長なら契約前に手を引かせます。
もし恋愛や婚姻の関係が上記の例と同様の状況にあれば、それはとても脆く不安定な関係性と言えそうです。
割り勘は、フェアな関係を築き上げる意思を持っているという表明でもありますし、その人の金銭の管理能力や価値観を類推する上でも重要な情報源となります。
以上、お目汚し失礼しました。