お昼ごろ、

待ちわびた電話が病院からきた。

 

別にいい知らせがあったわけではなく、

木、金、土、日曜日と、

何の連絡もなかったので、

そろそろ、と思ってただけ。

 

案の定、

看護師さんからで、

尿パットがもう無くなるので、

持って来て下さい、と。

少し大きめを、とのことだった。

 

ああ、まだ自力排泄は無理なんや~~。

 

どんな具合ですか、と聞くと、

手をあげて、足をあげて、

の言葉には反応している、

リハビリで(介助ありではあるが)

手すりを持って歩く練習をされてて、

びっくりしました、と。

 

夫、

どこまでわかってるかはわからないけど、

必死なんだろうな、

右足、右手が動かないことは、

しっかり認識しているんだろな。

 

近所に住むお友だちが、

お弁当を作ってくれた。

夕方、

彼女のご主人が届けてくれた。

 

無口なご主人なのに、

必死で私に、

「大変でしょうが身体に気をつけて。

風邪とかひかないように」って。

 

ちょっと涙が出そうになった。

 

おにぎりだけよ、

と彼女はLINEに書いてたけど、

筋子、たらこ入りのおにぎりが三つと、

海老フライ、だし巻き卵、酢の物、

など豪華な手作りのお弁当!

 

楽団の練習で疲れて帰ってきたので、

ほんとうに、

心から嬉しくて。

 

人は一人では生きられない。