
お経の中に「曼荼羅華を雨ふらして、佛及び衆生に散ず」とあります。曼荼羅の華とは何だろうかと疑問に思っていたところ、意外な所から回答を得ました。「マンダーラヴァ華mandhārava-pupphaは『曼荼羅華』と書かれ、天の華としてたたえられている・・・マンダーラヴァはインドではErythrina variegata(あるいはErythrina indic)である。天国の五聖樹の一つとされている。・・・・・極楽浄土でもマーンダーラヴァの雨を降らせる。その木は現実の植物界にあてはめるとデイゴという木である。(中村元訳註『ブッダ最後の旅』より)・・・ここでようやく曼荼羅の華とはデイゴの事だと分かりました。
デイゴ(梯梧、Erythrina variegata)はマメ科の落葉高木。インドやマレー半島が原産。日本では沖縄県が北限とされ、春から初夏にかけて咲く赤い花が有名。沖縄県の県花でデイコ、エリスリナともいわれるそうです。
惠林寺の海紅豆はデイゴではなく、アメリカデイゴですが、やはりこのお寺の庭に曼荼羅の華を降り注いでいるように思えます。