
「♪泉にそいてしげる菩提樹♪♪」という小学唱歌の菩提樹は別名リンデンバームといいますが、わが国では明治以前に植えられたボダイジュは中国原産種が多く、明治以降に植えられたものにはセイヨウボダイジュが多いように思われます。そうすると菩提樹にはインド種、中国種、西洋種があることになりますが、これとは別に日本原産種のシナノキがあります。インド種以外はすべてシナノキ科の樹木で耐寒性があり、花は白ないし薄黄色をしています。これらは翼果(よくか)と呼ばれ、果皮の一部が平らな翼状に発達した果実をつけます。 果実が成熟しても裂開しない閉果である。翼の生えたような形状は、風によって親木から離れたところへ運ばれるらしいです。
ニホンシナノキ、チュウゴクシナノキ、セイヨウシナノキと区別すれば分りやすそうですが、樹木の名前には既得権益があるようです。