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サクラの開花とは、各地の気象台が指定する標本木のつぼみのうち、5~6輪の花が咲いた状態をいうのだそうです。惠林寺のセイヨウシナノキ(セイヨウボダイジュ)もようやく開花したようです。私が還暦になったことを記念してボダイジュ(シナノキ科中国原産種)を植えた時に、併せて種苗店から取り寄せて植えたのがこの木です。次いでながら最近シナノキの苗木も並べて植えました。樹木の名前は面白いもので、インド原産の菩提樹はクワ科イチジク目で、この木の下で仏陀世尊が覚りを開いたので覚りの木=菩提樹と名付けられたそうです。その木が我が国にもたらされたころには既に中国原産のシナノキが菩提樹の名を得ていたので、本家本元の菩提樹はインドボダイジュと名付けられたようです。
「♪泉にそいてしげる菩提樹♪♪」という小学唱歌の菩提樹は別名リンデンバームといいますが、わが国では明治以前に植えられたボダイジュは中国原産種が多く、明治以降に植えられたものにはセイヨウボダイジュが多いように思われます。そうすると菩提樹にはインド種、中国種、西洋種があることになりますが、これとは別に日本原産種のシナノキがあります。インド種以外はすべてシナノキ科の樹木で耐寒性があり、花は白ないし薄黄色をしています。これらは翼果(よくか)と呼ばれ、果皮の一部が平らな翼状に発達した果実をつけます。 果実が成熟しても裂開しない閉果である。翼の生えたような形状は、風によって親木から離れたところへ運ばれるらしいです。
ニホンシナノキ、チュウゴクシナノキ、セイヨウシナノキと区別すれば分りやすそうですが、樹木の名前には既得権益があるようです。