ウィザードリィオンライン [MMO-アクションRPG]

無課金プレイ ★★★☆☆ 経済性 ★★★☆☆
PTプレイ ★★★★☆ 対人戦 ★★★☆☆
ジャンル [MMO-アクションRPG]
課金形態 [アイテム課金]
特徴(長所)
・ネームバリューに負けないハイクオリティな作り込み!
・2キャラ目以降はメインキャラ級の装備がLv1から使用可能!
・Wizらしさを損なわず、かつ初心者でも入り易い絶妙のバランス
・操作性も非常に良好(WASDが基本・マウスクリックの移動なし!)
・ダンジョンを探索・攻略する事そのものが楽しい!!
特徴(短所)
・要求スペックが若干高め(グラの割には軽い蔵ですが)
・本家Wizほどの難易度は無い(一般ユーザー向けの難易度)
・比較的PT志向なゲームなので最終的にはソロオンリーは厳しい
・PK可能なので突然襲われる事もある(今の所やられた経験無し)
・デスペナが厳しめ(遺品ロストから最悪の場合キャラ消滅まで有)
総評
おすすめ!!ここ最近のMMOの中でも頭2つぐらい突出してます。元々ウィザードリィはダンジョンその物を楽しませる事に特化した様なゲームなのですが、そういうWIZ由来の謎解きやシビアなバランスがオンライン特有のPTプレイやコミュニケーションと非常にマッチしていて、単に狩場としての意味以上の「本物のダンジョン」が味わえます。
モンハンが「ハント特化」ならウィザードリィオンラインは「ダンジョン探索特化」みたいなイメージでしょうか。一見よくあるMMOに見えますが、続けてみると全然違うオリジナリティの高いゲームなので最近のMMOのマンネリ感にウンザリしているユーザーでもかなり新鮮な感動が味わえると思います。あと一応シリーズ物ですが、前作を知っている必要は皆無なのでそういう意味での敬遠は必要ありません。

詳細レビュー
今回はウィザードリィのMMO版「ウィザードリィオンライン」をレビューします。ウィザードリィと言えば任天堂がファミコンを発表するより以前から存在していたRPG最古参の一角。30年経過して尚根強い人気があり、新作やクローンが出続けているにも関わらず基本的なゲーム性に大きな変化の無い、怪物のような完成度を持ったタイトルです。
こういうオフゲーの名作をオンライン化した例だとイースとかモンスターファーム・女神転生等ちょっと不吉なイメージが頭に浮かびますが、本来かけ離れたシステムにも関わらず、きちんとWizらしい所を残しつつMMOとしても新しい物に仕上がっている点は評価に値すると思います。タイトルと味付けを少し変えただけの大量生産系のMMOと根本的に違う、きわめてオリジナリティの高い作品です。
グラフィックは上の中ぐらいの水準なのでかなり美しい部類かな。操作はFPS寄りのWASDが基本でマウスクリックによる移動はありません。戦闘もいわゆるクリックゲーでは無く、タイミング良く盾でブロックしたりステップで回避しながら戦うアクション性の高い内容。通常攻撃やスキル類も当たり判定で処理される本格的なタイプです。
システム面に関してはかなり色々あるのですが、一番凄いと思ったのはアカウント単位でゲームを進めるソウルシステム。これはキャラLvとは別にアカウント自体にレベルがあり、アイテムの装備条件等はアカウント側のレベルが適応されると言ったシステム。これのお陰で2キャラ目以降はレベル1からいきなり強烈な装備を使用可能。倉庫内のアイテムやクエスト状況、犯罪歴等も全キャラで共有される仕様なので、メインキャラでクエを達成してサブで報告したりする事も可能です。この辺りは本家Wizを踏襲しつつもMMOとしては全く新しいシステムに昇華されていて個人的には妙に納得させられました。
賛否両論有りそうなのはPKやデスペナ、遺品など最近のゲームでは排除されている様なキビシイ所をあえて実装している点。死亡時も自動的にワープされる訳では無く、幽霊状態で復活場所まで行かなければならなかったり、蘇生も最悪の場合キャラロストまであり。この辺りはウィザードリィを名乗る以上譲れない一線だったのだろうと思いますが、「かなり思い切ったなー」と言うのが率直な感想です。ただ、このゲームの場合は仮にメインキャラをロストしたとしても、それなりの装備品さえ倉庫にストックして置けば致命的なダメージでも無いので、一般的なMMOのキャラロストとは意味合いが違って来ますが。
最近のゲームは極端にヌルゲー化してしまっていて「ゲームをしているのに退屈」と言う訳の分からん状態になる事もあるので、こういうピリッとした仕様は緊張感があって好きです。惜しむらくは課金等でロストに大幅な救済措置がある所がちょっと中途半端かなと思います。特にキャラロストは無課金でも気を付ければ確実に回避出来ますし、遺品も毎日スタンプを溜めればある程度保護可能だったり。個人的には0.1%でも良いので不可避なロストの可能性を残して欲しかった。
課金単価は全体的にちょい高め。まあクオリティの高いゲームは開発費も相応にかかるので、多少高くなるのはやむを得ない気もします。ラインナップ的にはインベントリや倉庫、アバター(防具としての効果は無くファッション的な物)みたいな品が中心で、ガチャ等の内容が不透明かつ廃課金になりそうな要素が少ない点は好印象。ある意味月額課金制に近い内容に感じました。無課金プレイは課金単価の高さから一見厳しそうですが、意外な事にかなり普通にやれる部類で気になったのは倉庫枠ぐらい。個人的にはゲームポットは課金ラインナップに関しては結構良心的な運営だと思ってます。
対人戦はいわゆるPKとして犯罪者ギルドを作ったり加入したりして犯罪者の街(ガードが居ない)を拠点とする様なタイプなので中々判断が難しい。システム的に犯罪者の存在を大幅に認めていて、犯罪者をやるならアカウント内全キャラで完全に犯罪者として活動しなさいと言ったスタンス。そういうのが好きならば楽しめると思いますが、今までの経験上こういうシステムはあまり日本では受け入れられない傾向にある様な気がします。まあ個人的にはPK対PKKの集団戦とかは燃える展開なので、盛り上がって来れば楽しそうですが。
PTプレイに関しては中盤辺りからほぼ必須。連携は個々の役割をきちんと果たさないとあっと言う間に全滅する事もありますが、状況によって試行錯誤する余地が多分にあるので何とも言えない手応えがあります。戦闘以外でもダンジョンを攻略する過程で仲間とあれこれ悩みながら進んで行く感覚は他では味わえない独特の魅力だと思います。PT募集のシステムに関しては比較的充実している部類ですが、それでもゲームの仕組み上どうしても個々の進行状況の違いでストレスを感じる面があり、中盤以降は野良PTよりギルドに入って遊んだ方が楽しめそうだと感じました。それとダンジョン攻略中は非常にPTから抜けにくいので、短時間プレイヤーには厳しいかも知れません。



