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近隣の西明寺、高山寺(鳥獣人物戯画で知られる)とともに、紅葉の名所もみじとしてよく知られている京都市北部のお寺です。今年はすでに見頃を迎えていますヨ。なかでも神護寺は、弘法大師が日本に帰国後、京での最初の拠点としたとして知られるたいへん由緒あるお寺です。(その後、東寺、高野山へと移っていきます)。比叡山延暦寺の最澄は、7歳年下の空海から、ここで灌頂(かんじょう)を受けています。

この神護寺は山深くにあり、楼門まではしばらく階段を登る必要(途中、景色のいい場所に茶屋が…寄りたくなりますw)があります。が、その努力は報われる!
この神護寺の一番奥に「かわらけ」--瓦を崖下遠くまで投げる遊び。ここが発祥--ができるところがあります。そのすぐ上にある地蔵院で開かれているのが、永坂嘉光さんの写真展「空海の歩いた道」です。神護寺の有名な板彫弘法大師像(秘仏。重文。日本ではめずらしいレリーフのような像。15日まで特別公開中)を撮影しているのもぜひ見てほしいポイントです。

WePhoto公式ブログ-神護寺_永坂
▲お山の中なので、スポットライトはありませんが、素晴らしい景色と自然光の中で楽しめます。永坂先生、意外にキュートかも(笑)





…というわけで朝早く行ってきました。驚くべきスピードで紅葉は進んでいます!今年は早い!!

WePhoto公式ブログ-神護寺

11月23日まで奈良・興福寺で開かれている「お堂で見る阿修羅」展。東京・北九州で記録的な人気となった「阿修羅展」の里帰り版は、ひと味違う構成となっています。
普段は国宝館の薄暗いガラスケース中に入れられ、正面から見るしかない阿修羅をはじめとする八部衆・十大弟子像の国宝たちが、仮金堂に安置され、最新のライティングで見ることができるのです。もちろんガラスケースはありません。
仮金堂には、本尊釈迦如来坐像、鎌倉時代の薬王・薬上菩薩立像と四天王立像も安置され、それらを囲むように配置されているのです。本来の姿とは若干異なるにせよ、創建時には西金堂でこのような位置関係で阿修羅たちが安置されていたことを体感できます。すると、位置関係だけでなく大小の違いも実感。あちこちから「阿修羅ってこんなに小さいの!?」というつぶやきが聞こえてきました。


WePhoto公式ブログ-koufukuji こちらは国宝・五重塔です。

それだけではありません。建物自体が国宝となっている北円堂の特別拝観も同時開催です。興福寺を創建した藤原不比等の一周忌に立てられた北円堂は奈良を一望する丘の上に立てられています。現在の北円堂は、鎌倉時代初期に再建されたもので、中には運慶作の国宝・木造弥勒如来坐像が安置され、日本彫刻史上最高傑作ともいわれる木造無著・世親立像(国宝)がその左右を囲みます。中でも私が心奪われたのは、木心乾漆造四天王立像です。持国(じこく)天、増長(ぞうちょう)天、広目(こうもく)天、多聞(たもん)天という4体は、じつに791年建立ということがわかっている4小さな(140センチ未満)乾漆像です。それぞれ邪鬼を踏みつけた力強く、ユーモラスな造形はなんとも素晴らしい。こちらも最新のライティングによって、像の持つ力強さ優雅さがくっきりと浮かび上がってくるのです。この機会しかありません! お早いお運びを。

しかーし。私のでかけた週末は、夕方の閉館時刻前後でも70分待ちの大行列でした。覚悟して見るべし(笑)

ここ数年、非常に精力的な活動を続けている写真家といえば、吉村和敏さんです。

ライフワークが『赤毛のアン』の島として知られるプリンスエドワード島(カナダ東海岸の小さな州です)。美しくかわいい風景を多くの本で紹介してきました。

そして、詩人・谷川俊太郎さんと組んだ写真絵本、小説家・石田衣良さんとのコラボ写真集薄暮の瞬間(映画でいうマジックアワーですね)をテーマした写真集、フランスの「美しい村」認定の全150の村を撮影した写真集などなど。
WePhoto公式ブログ-yoshimura_kazutoshi 会場で吉村和敏さん(スミマセン、ケータイで撮影しています)

企画力、行動力に優れた写真家であることがよくわかりますよね。
その吉村さん、なかなかの二枚目で、やさしく美しい写真を撮るので女性に大人気なのですが、今回は、ひと味もふた味も違う企画です。

それが

吉村和敏写真展「Sense of Japan」
です。11月5日(木)まで六本木富士フイルムスクエアで開催されています。
外国の何気ない美しい風景を撮り続けていた吉村さんが、その真逆をやってみたら、こうなったのかな? つまり、外国人の視点で日本の何気ない、(かならずしもかわいいとか美しいではない)魅力的な風景を撮ってみた、ということ。
当人は<和風、洋風、ありとあらゆる物がごちゃまぜに存在する日本の風景は、欧米の風景に比べ、統一感に欠けると言われている。でも旅をはじめてすぐに、このユニークな共存こそが日本の「個性」だと思った>と説明します。4つのキーワードで構成される<日本の個性>。なかなかのセンスですよ。おすすめです!





Sense of Japan/吉村 和敏
¥3,150
これが最新刊。この一枚で<センス>がわかるかも

BLUE MOMENT/吉村 和敏
¥3,150
大好きな写真集です。ブルーモーメントという言葉がステキだと思いませんか?

あさ/朝/谷川 俊太郎
¥1,365
非常に売れた本です。谷川俊太郎さんとの写真絵本というべきものです。


プリンス・エドワード島―世界一美しい島の物語 吉村和敏写真集/吉村 和敏
¥3,780
『赤毛のアン』の世界、プリンス・エドワード島の美しい四季をまとめたものです。吉村さんは、20年間この島に通い続けています。