超ベストセラーになっている村上春樹さんの『1Q84』。
私の書棚にも(まだ読んでいませんが)並んでいます…。
この1Q84は、その名の通り、オーウェルの『1984年』のもじりです。
オーウェルの著作はイギリス人には必読の書で--どうしてかというと、日本のセンター試験のようなものに、よく出るので、イギリスの高校生は必ず読むんだそうです(笑) --イギリス人の人気投票では、20世紀最高の名著ベスト3のうち、2位と3位をオーウェルが占めているくらい、名文であり、名著なのだそうです。
▲こちらが20世紀の小説ベスト3に入っている『動物農場』です。動物たちが革命を起こしたのはいいが、次第に豚が独裁していく…という風刺小説です。
この『1984年』、完全に管理され、自由が失われた絶望的な未来社会を描いています。「ビッグブラザーがあなたを見ている」(ホントは監視している)という名コピーは、つねに未来社会を扱う作品のスタンダードとなりました。
執筆されたのが1948年、第二次世界大戦終結直後であることから、何を風刺しているかはハッキリしています。つまり、ソ連型共産主義の真の姿を描いたのです。当時の知識層である心理的左派からは非難囂々であったそうですが、現在となってはどちらが正しかったのかは明快です。
イギリスで出版され,ブームを起こしたのが1949年。翌年、日本でもいち早く出版されましたが、全く売れなかったそうです。どうしてかというと…共訳は吉田茂首相の長男、吉田健一。出版社は文藝春秋。つまり、GHQの指示で出された本だったから。ソ連に心酔していた左派知識人には総スカンだったそうです。
ちなみに、いま、この本を買おうと思っても品切れです! 図書館に行ってみたらウエイティングリストに13人も名前が載っていました。1Q84サマサマですね!
パソコンオタクなら、1983年にアップルがマッキントッシュの登場を予告する伝説のCM(ビッグブラザーがIBM!)で知っているでしょうし、ポリスファンなら、スーパーヒット『見つめていたい(Every Breath You Take)』がラブソングである前に、1984を念頭に、自由と管理についての詞であることをご存じのはずです(Big Brother is watching you≒I' ll be watching you)。
オーウェルという人は、第二次世界大戦前にラジオ小説の脚本を書き、1984年のような小説を書き、ジャーナリストとしても活躍し、名コピーライターでもありました。1903年生まれなんですから信じられません!
ちなみに、オーウェルはタイトルに悩み、二つの案を提示し、出版社が決めたのが『1984年』でした。1948年に書いたので、4と8を入れ替えたアナグラムだという説や、亡くなった妻が書いていた詩のタイトルが1984年だった…など諸説あるそうです。
--以上は、ほとんどが日本オーウェル協会 元会長の奥山早稲田大学名誉教授からの受け売りでした!
ウィフォトに作品を追加しました。
え?
誰の?
大山行男さん です。
富士山!!!
ヤッホー!
では、すこしだけご紹介。
箱根長尾峠(大山行男)
富士山の撮影地として有名な長尾峠からの一枚。
しみじみとじわじわと迫力がつたわってきます
ぜひほかの作品もご覧くださいませ! 大山行男ページへどうぞ!
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