(前回の続き)
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前回のダイジェスト
娘(3)が使用人からお金を巻き上げる
母(35):やめろ、娘:逆ギレ
母、いいこと思いついた!
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ルールはこうです。
1.お母さんはお金を渡す人
2.娘は自分のおサイフをもてる。
3.お金がなくなったら、母、アテ(お手伝い)、クヤ(ドライバー)にお金を求めてもいい。
4.但しアテとクヤに関しては、彼らを喜ばせることができたときのみ、彼らの判断でお金がもらえる。(上限一回5ペソ)
どういうことかというとね、
お手伝いという労働に対するお駄賃にしたらー?って言われたの。
でもね、お手伝いと労働は全然べつのものだと思うのだ。
お手伝いは誰かの「手伝って」という要求があって初めて成立するもの。
要求なしに行うことは親切や思いやり。
意図を読み間違えるとお節介。
お手伝いは生活習慣じゃなくてやさしさ。
誰かが「手伝って」と言ったときに
「うん、いいよ」って言えること。
私はお金を「労働の対価」ではなくて、
「ひとを喜ばせることの対価」って考えてる。
お金は「ひとを喜ばせた事によって得るもの」っいう価値観を娘に持ってもらいたい。
人を喜ばせる方法を考えられる女性になってほしい。
思考停止の人間にならないでほしい。
興味を持ったときが教育のチャンス!
娘は母が日常的に使用人達にお金を払ってるとこを見てるから、興味を持ってると思うのだ。
子どもは親をよく見てるから。
親である私は子どもの興味を見落としたくない。
親の仕事は子どもを信頼すること、
何かあったら一緒に責任をとること、
この2点だけ。
そう思ってる。
だから私は娘を信頼してる。
お金に興味を持つ娘を信じて寄り添うことにする。
責任は私がとるのでね。
で、その後、娘のお金ちょーだいブームはあっさりと過ぎ去ったようで
このルールはまだあまり運用できてません。
まあもうちょっとしたら同じような問題が出てくるかもしれないので
その時に活用できたらいいなーと思っております。
以上
娘のおサイフ。
おつかい(アテ同伴)に行く時もこのおサイフを使用しております。