グループに入れなかったわたし | フィリピン・アラバンのななつことば
小学5年生の春、
 
新しいクラスで私は
 
所謂
 
「仲良し女子グループ」
 
に入りそびれました。
 
 
当時の小さな私にとって
 
 
どこかのグループに入ることは
 
 
死活問題でした。
 
 
休み時間に一人でいるなんて耐えられない。
 
 
どこかに所属していることに
 
 
意味があった。
 
 
 
で、どうしたかというと
 
 
同様にクラスで
 
 
ひとりポツンといた
 
 
好きでもない女の子と
 
 
一緒にいることにしました。
 
 
結果、
 
 
彼女から
 
 
軽い暴力的いじめを受けました。
 
 
20年以上経っても
 
 
忘れないものですね。
 
 
 
 
この経験から学んだことは
 
 
好きでもない人とは絶対に一緒にいないこと。
 
 
そんなんだったら
 
一人でいる方がいい。
 
 
ニ択なら私は孤独な自由をとる。
 
 
 
 
とはいえ
 
 
やはり気の合うお友達は欲しいです。
 
 
私はそんなに強くないです。
 
 
今は
 
 
せっかく外国で暮らしているので
 
 
もっと外国人のお友達がほしいんです。
 
 
フィリピン人や他の国の方と
 
もっとお知り合いになりたい。
 
 
今、どうやったらできるのか作戦会議をしています。
 
 
 
 
とりあえず
 
いろんなところで
 
「お友達が欲しいんです!」
 
って言ってます。
 
そしたら
 
お友達が今度
 
紹介してくれることになりました。
 
 
うれしい。
 
 
 
 
 
他には娘のスクールで
 
 
ママ友欲しいオーラを出しています。
 
 
いつも以上に愛想を振りまいております。
 
 
 
 
今は十分たくさんの素敵なお友達がいるので
 
 
小学5年生のときみたく
 
 
別に困ってる訳じゃないんです。
 
 
でも
 
母が言うんです。
 
 
「健康のために
 
色んな種類のモノを少しずつ食べなさい」
 
って。
 
 
肉も野菜も卵も何でも少しずつたくさん。
 
 
なんちゃら健康法って
 
 
いっぱいあるけど
 
 
偏食が一番良くないと私は思います。
 
 
 
人間関係もそうかな、と思うんです。
 
 
 
どこか一つのコミュニティに偏ることなく、
 
 
色んなところにチョコチョコ顔を出す感じがいいのかな、
 
 
と最近思っています。
 
 
色んな人と付き合うと
 
 
より多くの価値観に触れられると思うんです。
 
 
私が中国語やら英語やらを勉強してるのは
 
 
 
そのためなんです。
 
 
中国語を話せるようになって
 
 
より多くの価値観があることを
 
 
知りました。
 
 
英語が話せると
 
もっと多くの人たちとコミュニケーションがとれます。
 
せっかく英語が通じる国にいるので
 
 
是非存分に使いたいです。
 
 
 
 
 
ああ、そうだ
 
 
その後
 
 
暴力的な彼女から
 
 
距離をとることを決めた
 
 
果敢な小学5年の私に言いたい。
 
 
大丈夫だよ
 
 
その後25年以上付き合うことになる
 
 
素敵なお友達ができるから。
 
 
世界は思っている以上に広いよ。