はじめてジョン・レノンを聞いたのは中学2年の時だった。
その頃から洋楽を聞き始めていたが、少しづつ流行の音に物足りなさを感じていた。
そんな時にジョン・レノンの「ライブ・イン・ニューヨーク・シティ」を手に入れて聞いてみた。
あえて「輸入盤」を購入した。通っぽくてカッコいいという思い込みがあったもので・・・。
40を過ぎた今となって思えばたかだか中学2年の身空でジョン・レノンを聞くことは
「無謀」ともいえる試みだったと思う。
ソロに転じてからのジョンはビートルズ時代に比べてトンがった音が多くなったようだ。
そのトンがり具合のカッコ良さがわかるようになったのは30を少し過ぎた頃だったが、
14歳当時の自分がそのジョンのトンがり具合をわかっていたかといえば疑問である。
俺はジョン・レノンを聞いているんだ。俺って大人だろ。とカッコつけていた気がする。
例えてみればわかりもしないのにドストエフスキーを読んで文学がわかった気になっている
通ぶったエセ文学青年のようなものかもしれない。
しかし時には背伸びも必要かもしれない。無理にでも背伸びをして自分を大きくする契機にできる。
高校時代からはビートルズを聴くようになったが、中学時代の「背伸び」は大いに役立った。
ジョンのソロ作品を無理して聴いたおかげでビートルズを素直にいいと思えた。
いわゆる「ロック体力」が養われてよかったと今となっては思う。