こんばんは、
夫婦カウンセラーの安東秀海です。
本日のテーマはこちら↓
終わったはずの出来事を、完了する。
ふたりの間に何か、決定的な問題が起こっている。
と感じるとき、実はそれよりもずいぶん前に、その問題の種はふたりの間に埋められていたのかもしれません。
夫婦の間で起こるトラブルの多くは、長期間ふたりの間に放置されてきた問題の種が熟したことで表面化するケースがほとんどです。いつ、そこに埋められたのか?
なぜ、問題になるのか?忘れ去られた種の存在に目を向けることを、私は”人生のテーマ”と呼んでいます。
この先10年、いえもっと先まで、ふたりの関係をより良いものにしたい、と願うとき。
未来志向でこれからのふたりを考えることも大切ですが、ときにはふたりの原点に立ち戻って、出会ったあの日から関係性を見直してみることも有効な手段となります。
もう忘れてしまったけれど、あるいは忘れたことにしてきたけれども、心の中では未消化のまま固まってしまった出来事はないだろうか。
あの日、ふたりの関係を守るために、目をつむったけれども、本当は許せない。そんなことはなかっただろうか。
記憶の中に埋もれたネガティブなストーリーは、忘れたと思っていても、意識の下でしっかりと動いていて、完了の幕が降りる日を待っているのかもしれません。
そして、そんな隠れたストーリーは、一見無関係にも思える「今のふたりの関係」に影を落とすこともあります。
今を作っているのは、これまでの関係性。
そのことを理解しておくこと、そして未来のために隠れたネガティブなストーリーに光を当ててみること。過ぎた時間は戻らないけれど、起きた出来事を見直して、完了させることはできる。
あの日、呑み込んだ出来事や、
なかったほうが良かったのではと思えるような出来事を振り返って、
言えなかった言葉を紙に書き出してみたり、実際に声に出して見る。
そして今、未消化のままに心にあった気持ちを、終わらせる。と決めてみる。
隠れたストーリーが終われば、
今の捉え方も、
ふたりの関係性も、
変わることもあるのです。
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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