■私に興味なくなった?と不安になったり不満を感じたりするとき | 東京渋谷【夫婦のためのカウンセリングルーム】10年後も幸せな夫婦であるためのカップルカウンセリング&コーチング

東京渋谷【夫婦のためのカウンセリングルーム】10年後も幸せな夫婦であるためのカップルカウンセリング&コーチング

東京・渋谷で夫婦のためのカップルカウンセリングを行う【Life Design Labo】安東秀海のオフィシャルブログです。心理学とカウンセリング&コーチングのメソッドで、10年後も幸せな夫婦関係の「見つけかた」「作りかた」「育てかた」について発信しています。

釣った魚に餌をやらない、なんていわれる男たち。


でも、多くの場合それを意図的に行っているわけではありません。


それでも、付き合いはじめと比べて、


「マメさが足りなくなった」


「好き、と言わなくなった」


「デートがワンパターンになった」など、


女性から見れば物足りない男性の態度はどこから生まれるのか。



「もう私に興味がなくなったのかしら?」


以前と変わってしまった彼の態度に、


不安や心配になることもあるかもしれませんが、


そんな風に決めつけるのはち時期尚早。


どうして彼の態度が変わったのか?


そこには、


「知ってるつもり」


という過信が隠れているのかもしれません。


つきあい始めの頃の二人は、たくさんの質問をしあいました。


それはまだお互いに知らないところが多かったから。


パートナーの新しい一面を知り、


また自分の中のまだ見せていない顔を知ってもらうことで、


親密感は強くなり、絆も生まれてきます。



ところが長く付き合うほどに、お互いの知らない部分は少なくなり、


いちいち確認しなくてもパートナーが何を考えているかなんとなくわかってきます。


そうなると、必然的に質問の数も減ってきます。


これは、何も知らない同士の他人から、お互いに相手が何を考えてるかわかる関係、


いわゆる『つぅかぁの仲』にパートナーシップが成長したといえるのかもしれません。


この段階に進むと、それまでの刺激的かつ情熱的な恋愛から、安定し落ち着いた関係へと変化してきます。


それはパートナーとの間に未知の部分がない関係。


とても安心できる、安定した関係といえます。


ところが、


この安心感が「知ってるつもり」を生むわけです。


たとえば、


彼がデートの計画をする時。


以前は、あなたの興味があるものを知ろうとたくさんの質問をして計画を立てたかもしれません。


でも今は、あなたの趣味、嗜好、好きな食べ物、嫌いな食べ物、を


知っているつもりなので、


いちいち質問したりしません。

以前は夜中に突然電話で「声が聞きたかった」なんて情熱的な出来事があったかもしれませんが、


今は「この時間は寝てるし、明日は早いはずだから」と行動よりも先に遠慮がでてくるでしょう。


彼の態度に、


「最近私に興味ないんじゃない?」


と不安を感じる時、

もしかしたら彼はあなたのことを


「知っている、わかっている」


つもりになっているのかも。



女性は「今」を大切にしますが、


私たち男性は「過去のデータ」にこだわる傾向があります。


前のデートはこうだったから、


昨日は、こう言ってたから、


と、男は過去のデータを使って彼女のことを理解します。


だって、


確実な過去の成功例を参照する方が安全ですから。


でも、女性は過去のデータを元に「知っている、わかっている」なんて思ってほしくない。


それはちょっとした違いなのですが、


実は大きな不安や不満を募らせます。


そんなちょっとした感覚のズレを修正していく、二人の感覚を近づけていくことは、


幸せなパートナーシップを作っていく大切な共同作業のひとつでもあります。


あなたが「今」感じていることをパートナーと共有することにチャレンジしてみましょう。


「ズレてるよ」と教えてあげるだけでもOKです。


はじめは、鈍感な彼にイライラするかもしれません。


それでもあきらめず、


あなたの今してほしいこと、今感じていることを教えてあげましょう。


どんなに鈍感で、ピントがずれている彼だとしても、


頑張って伝え続けることが大事。



彼も本当はあなたのことを


理解したいと考えているはずですから。