駅や仕事場、アスレチッククラブで 疲れた身体を回復しようと栄養ドリンクを飲む人がいます。
本当に ドリンクのコマーシャルトークのとおり「疲労回復、ファイト一発」なのでしょうか?
結論から言えば、疲労が回復したのではなく
『元気になった気がする』だけで、疲れた身体に鞭を打つだけのようです。
疲労回復には、まともな食事と休息・睡眠が必要です。
栄養ドリンクの主な材料は、
① カフェイン(無水カフェイン)
② アルコール(主に1%未満)
③ ガムシロップ(果糖ブドウ糖液糖)
④ ビタミンB類
⑤ 着色料
⑥ 酸味料
⑦ 香料
⑧ その他添加物
以上から栄養ドリンクのからくりを見ると・・・
① 栄養ドリンクで 目がさえ、興奮した気がするのは、カフェインの興奮作用。
② 栄養ドリンクで すぐに「カッ」と熱くなる感じがするのは、アルコールの作用。
③ 疲労が回復したように感じるのは、糖類で血糖値が上がったから。 疲れたときに甘いものを食べると元気になるのと同じ。
④ ビタミンB類は飲んですぐに尿が黄色くなり、ビタミン特有の匂いがして「効いた気」がする。
その他の添加物は、タウリンや漢方の成分が入っているが、いずれも即効性はないらしい。
参考:「ドクターヒロ Q&A」 医療情報センター 編 p29