みなさんこんにちは!

Wellbeing Shopの関川洋子です。

 

年の梅雨は早く来るのかと思っていましたが、

蓋を開けてみると、東京は例年より一週間遅れで

梅雨入り宣言が出ていました。

 

今にも降り出しそうな空を眺めながら、今日はshopスタッフの向田さんの考案レシピ『バニラ香る至福の腸活Vegeプリン』を作ってみることにしました。

 

 

 

 

 

さつまいもとココナッツミルクの組み合わせ、最高ですよね☆☆

 

ステビアの替わりに腸活中の私は『プレバイオティクス』を小さじ一杯いれました。

さつまいも、今はいろんな種類が出回っていますが、私はもっぱら“紅はるか”です。

何のことはない田舎の父が送ってくれたものです。

 

もう一年以上田舎に帰っていないので、山が恋しくてなりません。

そのせいか、父の手であの土地で作ったものが食べられるだけで、たまらなく幸せを感じます。

 

 

うちにはブレンダーしかないので、これでペースト状にします。

もともとは、娘の離乳食を作るために買ったものなので、

かれこれ10年以上使っています。

 

はもう小6になり、既に思春期に片足を入れています。

ココナッツミルクにはいろんな効果がありますよね。

 

身体に優しいものを食べて、少しでも娘の腸内環境を整え、

思春期のおっかないお姉さんを改善させたいのです。

あーでもでも、思春期は敏感ですからね。

 

のこのよこしまな思いを見抜こうものなら、益々不機嫌になってしまいます。

さて、出来上がったココナッツミルクプリンを冷蔵庫に入れて、

後は娘の帰宅を待つばかりです。

 

 

お、とうとう雨が降り出したようです。

歩道をゆく人が傘を広げました。

窓にはパラパラと雨粒が当たります。

 

 

 

 

映画だと、悲しい場面では必ず雨が降りますよね。

雨は涙の象徴なんですね。

 

 

 

雨の音を考えると・・・しとしと ぴちぴち ちゃぷちゃぷ ザーザー ぴちゃぴちゃ 何だか楽しい擬音語ばかり・・・

ふと、昔読んだ『雨の詩』が蘇ってきました。

 

 

   雨はどんな音?と先生に聞かれて、

   どこの雨の音や?と聞き返す少年

   屋根の上に落ちる音

   草の上に落ちる音

   土の上に落ちる音

   確かにどれも違うのです。

   それが一人一人の存在を象徴しているように感じられる

   優しい詩でした。

 

 

 

どこで読んだんだろう?誰の詩だったかな?

遠い遠い記憶を手繰り寄せます。

 

の記憶、文字の記憶、読んでいる自分の記憶、感情の記憶、情景の記憶。

 

はっきりとはしないけれど、多分“大ちゃん(原田大助くん)”の詩。

先月、たまたま観た映画の中にこの少年のことが出てきて、懐かしく感じたのです。

(20数年前に少年でしたので、既に立派な大人になっていらっしゃいますね)

「ああ、また読みたいな」と思いつつ、そのままになっていました。

検索してみても、『雨の詩』は見つかりませんでした。

 

ただ優しい詩に出会ったので、それのご紹介をします。

 

 

   『葉っぱだって

    石ころだって

    そこにあるだけで

    心を動かす力がある

    それが“ある”ということなんかな

 

    僕だってそこに“ある”

    “ある”ものはみんな

    大切なんや』

                (原田大助詩集 金の星社)

 

 

この少年のことを教えてくれたのは、小学校からの幼馴染でした。

まだ、持っているかしら?思い切ってメールしてみました。

 

「大ちゃん(原田大助くん)の詩集まだ手元にありますか?」

突然のメールに驚くかな?と思いましたが、彼女からは

「大ちゃん覚えているよ!懐かしい!出先なので帰ったら探してみるね!」

と快い返事が返ってきました。

 

 

彼女の言葉にホットして時計を見ると、もう4時を示そうとしています。

私の自由時間は終わりを告げようとしています。

思春期の娘との攻防戦です。

 

「ココナッツミルクプリン、彼女の心にあったかい魔法をかけてね」

本当は・・・魔法をかけるべきなのは私にかもしれません。

大らかな心で成長を見守れますように!!

 

 

バタンとドアの開く音がして、「ただいまー!」と元気な声。

帰ってきました!今日は機嫌が良いようです。

愛情をこめて作ったココナッツミルクプリンは彼女のお腹の中に瞬く間に消えていきました。

 

私とじいちゃん(父)と田舎の大地と・・・いろんな思いと一緒にココナッツ効果

現れますように。体内から穏やかな心を作ってね。

ああ、大ちゃんの優しい詩を娘にも読ませてあげたいな。まさに心の栄養。

 

 

 

の晩、友からメールが届きました。

私の探していた雨の詩は結局見つからずじまいでした。

「ごめんね。本見つからなかった。

でも、数十年たって改めて出会うと、大事なことを忘れていないか自分に問いたくなったよ。

思い出させてくれてありがとう!」

 

-------友の言葉にハッとしました。

 

 

も出会うものです。

 

よき出会いを!!そして時には、よき再会を!!