トムソンガゼルの子供:アンボセリ国立公園 | それでも旅に行きますか?

それでも旅に行きますか?

旅行での失敗談、体験談そして、感じたことを綴ってます。海外でも、日本でも「暮らすように旅をしたい」と願ってます。その土地の人とのふれあい、感じた思いを共有できたらなっと思っています。

アンボセリ公園で最初に見た動物はトムソンガゼルだった。

 

ガゼルは、ジャングル大帝レオやライオンキングでよく出てくる。野生動物のドキュメンタリーでもお馴染だ。

 

私のイメージは、華奢で、愛らしい草食動物。走るのが早い。いつも群れているという感じ。そして、ライオンやヒョウ、ハイエナなど肉食動物に狙われる。

 

実際、見てみるとやっぱり愛らしい。尻尾を常に振っている。

これは、警戒している様子。でも、こっちを見て尻尾を振っているので、愛嬌振りまいているようだなっと思った。

 

ゲームドライブ中、生まれたばかりのガゼルを見た。車が突然止まり、ドライバーが、指差した方向に、何頭かのガゼルがいた。「多分生まれて1、2時間の子供だ」と言った。

 

写真は、遠目なので、塊にしか見えませんが、赤丸の中がガゼルの子供です。

これで最大の望遠・・・。「立派なカメラが欲しい」とつくづく思うのが、サファリの旅です。

 

肉眼だと少しは、わかるのですが。念のため、拡大写真もどうぞ。

 

少し、車を止めて、皆でその姿を眺める。

 

とても小さい、細いガゼル。

まだしっかりと立てないみたいだ。

時折、転びそうになる。

 

よたよた・・・。かわいい。

 

親の前で立ち、歩こうとする姿は、生まれてきたことを喜んでいるようだ。楽しそうで、はしゃいでいるようにも見える。

 

親も、心配そうに、でも嬉しそうに見ている見たい。とても微笑ましい。少し離れているのはお父さんガゼルかな?周りを警戒している。

 

ガゼルは、生まれて成人できるのは30%だと聞いた。それ以外の7割は、成人になる前に食べられてしまう。成人になれるガゼルは、ほんの一握り。成人になるのは「運」としか言いようがない。

 

素晴らしい大自然。それとは裏腹に、生命を育むには、厳しい環境でもある。これは貴重な命の光景だ。

 

もうそろそろ、肉食動物の食事の時間にもなる。この子には、ぜひ、立派に成人してほしい。

 

では。