うまくいかない日があっても大丈夫
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小児専門 言語聴覚士(ST)
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ASDの傾向がある子は、何か新しい動作とか行動とかを習得する際、観察学習が苦手な傾向がある。
観察学習とは、人がやっているのをみて覚えるというやつ。
人の経験を見て、自分の経験に置き換えて学ぶこと。
ベースにはイメージのしにくさがあるのだけど、
それだけではなくて、ここでもやっぱり感覚統合の未熟さも大きな要因となっています。
つまり、体の使い方が上手じゃないということ。
どこにどのくらいの力を入れたらどんな感覚になって、自分の体がどうなるか、その調整能力の育ちがゆっくりなのです。
そのことが、新しいことを嫌がるとか、不器用さとか、運動の苦手さとか、お遊戯ができない、キャッチボールができない、遊具を怖がってやろうとしない、等等に繋がっていきます。
怖がるからやらせないし、
やらないから余計に練習にならないし、
結果、できないからやれない。
日常のことで言うと、
着替えとか、トイレとか、食事とか、外遊びなど・・・
こうした背景があって、習得が遅れてしまうのです。
で、じゃあどうすればいいか、ということなのですが。
フリーの状態で「やってみな」は絶対できません。
やってみせて「こうやってやるんだよ」もほとんどダメです。
経験学習をさせましょう。
子どもの体を持ったり、子どもにくっついて、実際に子どもの体をとって一緒に動かす。
体で教える。
具体的に正解の体の動かし方を教える。
はじめはパパママが子どもの体を動かしちゃっていいです。
むしろこの段階を丁寧に繰り返します。
子どもが180%くらい安心できるまで。
70〜80%で試さない。
こうやってやれば正解なんだ、を落とし込むまで、安心し切るまで、しっかり体を固定して(それが感覚統合が未熟な子どもの安心環境になる)、正解の動作を一緒にやる。
180%安心し切ったら、
子どもは自分でやるようになります。
ちょっとの助けでできるようになります。
子どもの意思を確認する前に、
やるべきこととして教えてしまう方がおすすめです。
意思はかなり高度。
環境を作ってしまいましょう。
そのほうが難易度は低いのです。
その代わり、子どもの傾向に配慮したやり方で、ね。
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