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小児専門 言語聴覚士(ST) 
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今日は、とっても大切なことなのだけど

軽視されがちな「感覚統合」のお話です。

 

感覚統合とは、体に受ける色々な刺激を頭が交通整理してくれる機能。

バランスを保ち、心地よくいられるための調整をしてくれます。

 

子どもはみんな、この感覚統合が未熟です。

それが色々な刺激を受けることで段々成熟してくる。

それにより、平衡感覚、固有感覚、触覚が促され、ボディイメージが出来上がってきます。

 

発達がゆっくりな子はこの感覚統合もゆっくりなケースがとても多い。

多動、衝動性、自傷(強い刺激を自分に入れる)、危険行動(高いところから飛び降りる)、不器用、感覚過敏や鈍磨などもこうした感覚統合の未熟さが背景にあります。

 

そしてこの感覚統合は、言葉の発達、言語訓練が効果を及ぼすための基礎となる能力なのです。

 

 

 

私が勤務している療育施設では室内は裸足生活をしており、

改めて調べてみると、とても意味があることなのだと知りました。

 

少なくとも就学前までの感覚統合期の一つの訓練として

裸足生活はおすすめしたいなと思っています。

 

足の裏って、少し触れられただけでもくすぐったい。

そのくらい敏感な場所。

 

裸足生活は足の裏から入ってくる刺激を直接受け取ることができる。

しかも日常的に。

毎日が感覚統合訓練をしているようなものなのです。

 

 

他にも裸足生活は、土踏まずの形成による運動能力の向上や肥満の軽減、寒冷刺激に対する適応による風邪のひきにくさ等の効果も研究されているようですが、

 

私が特にいいと思っているのは、この感覚統合という観点から。

簡単で、日常で行えるとってもよい方法だと思っています。

 

 

 

感覚統合には臨界期があります。

だから、ある程度の年齢までに形成されることが望ましい。

刺激を必要としている時期に

その刺激を入れてあげることが大切です。

これは本当に、その後の言語発達にも勉強にも精神衛生にも関わってくる、とっても大切な要素です。

 

 

ぜひ、全身性の運動、全身の関節を使い、全身に刺激を受けるような運動の機会を作ってあげてください。

公園遊びもそうですし、お風呂やプールなどもいいです。

トランポリン場などもおすすめです。

ただただ走り回るだけの野原みたいな場所もいいです。

 

 

どちらかというと、「早く言語訓練を受けさせたい」と希望されるママが多いのですが、

大事なのは言語だけじゃないよ

今は言語じゃないよ

ということになるわけです。

(言語聴覚士の私が言うのもヘンなのですが…^^;)

 

 

言葉を焦る気持ちはとってもわかりますが、

言葉が発達するためのベースを整えてあげることが大切です。

適正段階に適正刺激を適正量、

このことを忘れないでくださいね。

 

 

 

 

 

【追記】

裸足生活は安全面・衛生面の環境設定が前提となります。

適した環境が整う方ばかりではないと思いますので

一つの方法としてご参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

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