根津神社から谷中銀座へ | TakuとQuiet life

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今日も1日、楽しもう!

千代田線の根津駅から5分程東へ歩くと根津神社へ。初めて訪れたので、境内をゆっくり散策。

 

 

根津神社では茅の輪くぐり行事の準備がされていた。6月30日に行われる古い行事だ。

茅でできた輪をくぐることで心身を祓(はら)い清める信仰。手順は、本殿に向かって一礼。輪をくぐって左周り、もう一度くぐって右周り、さらにくぐってお参り。

 

 

塞大神碑…本郷追分(中山道と日光街道の分岐路)の祀られていた道祖神

 

 

重要文化財の透塀

 

 

乙女稲荷神社の鳥居。鳥居をくぐることで邪気が払われるといわれている。

 

 

根津神社をあとにして、千駄木駅前へ。団子坂を上がった場所に鴎外記念館がある。

1Fは、受付、ショップ、カフェとなっている。カフェで暫し休憩し涼をとる。

展示室はB1。観覧料は600円です。

 

 

この日は、特別展示「鴎外の食」が展示されていた。明治・大正期の食文化に関心を寄せた鴎外の食生活を紹介する展示でした。鴎外は甘党で饅頭や焼き芋が好み。割った饅頭をご飯にのせ煎茶をかけて食べる「饅頭茶漬け」が大好物だった。

 

遺品の展示品の中に『三田文学』第1号があった。案内係の女性に尋ねると‥明治43年に慶応義塾文学科の顧問に就任し、永井荷風を編集主幹に推薦、その年の5月には三田文学を発行しているとのこと。明治24年に坪内逍遥によって創刊された早稲田文学に対抗か。

 

さらに、遺品の中に二番目の妻(志げ)の写真があった。親友の耳鼻科医に「好イ年ヲシテ少々美術品ラシキ妻を相迎ヘ」と書簡を送っている。が写真を見ても古く、小さいのでわからず。

 

団子坂を下って、須藤公園へ。江戸時代には加賀藩の支藩の屋敷跡だった。高さ10mの須藤の滝を見ながら涼もうと思ったが、水は出ていない。残念。ここから5~6分歩けば谷中銀座通りに出る。