がんの免疫療法を腸内バクテリアが加速させている～免疫力を高める腸内細菌の重要性が益々明らかに！～

皆さん　　こんちゃ～　

近年　腸内フローラの重要性　が指摘されていますが、当サイトでも　度々　記事を共有させて頂いてます。

この度、更に癌の治療においても　腸内細菌の影響が　指摘されました。

それは　どのような内容でしょうか。

以下　　そのことについて記載された記事を良かったら　一緒に見て　　みましょう。ではどうぞ～　


●がんの免疫療法を腸内バクテリアが加速させている
（How gut microbes are joining the fight against cancer：5月23日英語版配信）
［source：nature　GigaZiNE］



『 がんの治療には一般的に外科治療、抗がん剤などの化学療法、放射線治療の3つが挙げられますが、近年は4つ目の治療法として「免疫療法」が注目されています。免疫療法で使用される薬剤は腸内バクテリアと組み合わせることで大きな効果を得ることが示されたことを受けて研究が加速。2018年現在では臨床試験が行われようとしています。

過去数十年において、多くの研究者は腸内バクテリアとがんとの間に関係性があると考えていませんでした。しかし、2015年にグスタフ・ルッシーがん研究所のローレンス・ジットボーゲル氏らの発表した研究が、多くの研究者に衝撃を与えることになります。

ジットボーゲル氏らは、T細胞の活性を持続させるCTLA-4やPD-1といった免疫療法で使用される免疫チェックポイント阻害剤の効果に腸内バクテリアがどのような影響を与えるかを、マウスで実験を行いました。すると、バクテイロイデス・フラジリスというバクテリアを与えられたマウスは、バクテリアを与えられなかったマウスに比べて、免疫チェックポイント阻害剤によく反応したことが示されました。

この研究は、新しいがん治療の可能性を多くの研究者に示すことになり、それと同時に、まだ発見されていない腸内バクテリアと薬剤との組み合わせを調査するきっかけとなりました。同年にはシカゴ大学のがん専門医であるトーマス・ガイェウフスキー氏が、ビフィズス菌ががんの免疫療法の効果を高めるという研究を発表しました。



この研究発表を見たテキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターで准教授を務めるジェニファー・ワーゴ氏は、すぐに皮膚がん患者の便の調査を始めました。その後、ワーゴ氏らの研究チームは、免疫チェックポイント阻害剤による治療を受けたがん患者のうち、効果があった患者は腸内フローラ(腸内細菌叢)が多様性に富んでいたことを発見。そして、患者と同程度のがんを保有するマウスの腸に「免疫療法で効果のあった人の腸内バクテリア」を入れたところ、「効果のなかった人の腸内バクテリア」を入れられたマウスよりもがんが小さくなったことが確認されました。

2017年11月にワーゴ氏の研究が発表されたことで、複数の研究機関がマウスの実験だけでなく人でも同様の効果が得られるかを確かめるため、便微生物移植の臨床試験を行う準備が進めるようになりました。しかし、過去には、自身のものと異なる腸内バクテリアを体内に入れることで体重増加につながった例があり、「まだ人間でテストをするのは早いのではないか？」と指摘する声があがっています。



ワーゴ氏はこれらの指摘に対して「それでも臨床試験に入る必要があると強く感じています。当然、体内に入れる腸内バクテリアをうまく設計しなければなりませんが、この試験から学んでいく必要があります」と語り、臨床試験を通してノウハウを高めることで、1秒でも早く便微生物移植を実際の治療に役立てたいとしています。』


いかがでしょうか。

腸内細菌によって　免疫力がアップし、癌細胞を縮小させたりする・・・　

かなり衝撃的ですね。

腸内細菌が癌を治すのではなく、あまくで　免疫力を向上させる・・・・　ということ。

このことは、普段の生活の中で　いかに免疫力を高めるような生活をすることが大切か・・・　を　証明しているようなものですね。　

私たちの日々の健康を守ってくれている　腸内細菌に心から感謝しないといけませんね。　



免疫力　に関して、時々思うことがあります。

同じ生活習慣や同じような食生活なのに、病気になる人とならない人がいる・・・

健康的な生活をしているように見えるけど病気になったり、　逆に不健康に見えるのに病気にならなかったり・・　

すべではないですが、そんなケースもあったりして、この差は何なのだろう・・・と　思うときがあります。　

いつも感じるのは、やはり「免疫力の差ではないか・・・」ということなんですね。　

上記　　のような話を　見聞きするとき、　免疫力を高める食生活を心がけることは大切なこと　だと改めて感じます。

一方で、食生活だけではなく、何があってもネガティブにならずに、いつもポジティブに・・　そして笑顔を絶やさず、幸福感をもちながら生活をする・・・　という精神的な要素も、とても大きいのではないかとも感じます。

“気持ちの持ちよう”　で片付けてしまえばそれまでです。

でも　病気の９０%はストレスからくる・・・　話を思い出すとき、この精神的な要素の差が　明確な　『免疫力の差』　をもたらし、免疫力を高める食生活と同様に、いやそれ以上に　このメンタルの状態を良い状態に保つことは、とてつもな大切なことなのかもしれない・・・　　と感じます。

癌になったり他の病気にならいようにするためには、やはり免疫力を高めること・・・　具体的に少しずつ　明らかになってきて　もはや　疑いようがない事実ですね。　

そのためには、上記記事　　のような免疫力を高める　食生活を心がけながら、同時に自分の精神状態をいつもチェックする用に心がける必要がありそうです。

もちろん、それに加えて、しっかり休養と睡眠をとる・・・　ということは　言うまでも無いですが・・・。

皆さんは　どのように　お感じになりますでしょうか。

皆様、今日もご覧頂きありがとうございました。
今日も、食生活とメンタルケアによって、免疫力がアップする一日となりますように。愛を込めて