痩せたいなら立った方がいい。体内体重計のように働く生体メカニズムを発見!~スウェーデン研究~
皆さん こんちゃ~
生体メカニズム において、また一つおもしろい発見がありました。
身体の組織は、体重をうまく管理 しています。
例えば、;レプチンという物質が脂肪細胞から分泌されて、食欲を抑える働きをしている ことがわかっています。 これは、
昨年の
NHKスペシャル 『人体 神秘の巨大ネットワーク
』 で、報道していましたのでご覧になられた方も多いかも知れません。
生まれながら、脂肪細胞がない子供は、食欲の管理が全くできなかったのです。 しかしレプチンを投与することで、食欲を押さえることができたのです。
つまり、 脂肪細胞がが食欲管理をしている というのは 驚きでしたね。
この度、それとは異なる システムがマウスの実験で発見されました。 なんと 体重の増加は 下半身で検出されている らしいのです。
それは どのような 話なのでしょうか。
以下の記事 を、良かったら一緒に見て みましょう。 では どうぞ~
●痩せたいなら立った方がいい。体内体重計のように働く生体メカニズムが発見される。(スウェーデン研究)
(The body's own bathroom scales: New understanding of obesity :12月27日英語版配信)
[source: ScienceDaily NEW ATLAS カラパイア ]
『 一種の体内体重計のように機能する生体メカニズムが発見された。これは体重を脳に伝え、必要に応じて食事の摂取量を増減させるように働く。
その体内体重計は座っているとスイッチが入らない。メカニズムは座っているときには発動されない。食べ過ぎた時に脳から注意せよという警告が発令されるのは立っているときや動いているときだ。
現段階ではマウスでしか確認されていないが、人間にも同じようなシステムがあり、新しい肥満治療などの発見につながるのではないかと期待されている。
体重増加は下肢で検出される
新しい体脂肪制御プロセスが明らかにされたのは、レプチン
が発見された1994年以来のことだ。
脂肪細胞からから分泌されるレプチンは、 食欲を抑制し、エネルギー代謝を活性化させる機能をもつペプチドホルモンである。
「ごく簡単に言うと、体内体重計の存在を示唆する手がかりが得られたわけです」とスウェーデン、ヨーテボリ大学のジョン=ウロフ・ヤンソン(John-Olov Jansson)教授。
「体重は下肢で検出されます。体重が増加傾向にあれば、食事を減らせというサインが脳に送られ、体重を一定に保とうとします」
マウス実験で体内体重計の存在が明らかに
そもそも今回の研究は、座っている時間が長いと肥満のリスクが高まる原因を探るためのものだった。立っていた方が健康にいいのは分かっているが、その具体的な理由は今のところはっきりしていないのだ。
実験では、もともと肥満しているマウスをさらに太らせ、その経過を観察した。すると体脂肪が減少し、血糖値が改善した。
実に加えられたのと同じだけの体重が減っていたのである。このことから余分な体重を検出し、食事を監視している機構が体内に存在することがうかがえた。
image credit:Fatmouse - Adipose tissue - Wikipedia
体内体重計は座っているときには働かない可能性
研究はまだ初期段階であるが、これは人体での現象をも説明できる可能性がある。つまり座っていると体重が重くないと勘違いされてしまい、食べ過ぎに注意せよという警告が発令されないのではないかと推測されるのだ。
仮に同じようなメカニズムが人体でも確認されれば、レプチンと体内体重計を組み合わせた肥満治療を開発できるかもしれない。
体内体重計の鍵は体の下部にある骨
この体内体重計の仕組みはまだはっきりとは分かっていないが、その後の研究から、体の下部にある骨が関与しているのではと推察されている。骨細胞が骨にかかる重量や負荷を検出し、それを脳に伝えているようなのだ。
骨細胞を取り除いたマウスを使った実験では、体重を付与してもそれまで見られたような食事量の減少は確認されなかった。
人間の場合、長時間座っていると体重を支えている骨細胞の負荷が低下し、体重を調整するためのサインが脳に発せられなくなるのかもしれない。その結果として、肥満につながることになる。
詳しいことは今後の研究が待たれるが、近いうちに肥満の理解がぐっと進むかもしれない。
とりあえずはずっと座りっぱなしの生活を何とか改善しなくては。30分に1度は立ってうろちょろしよう、そうしよう。 』
いかがでしょうか。
とても おもしろい内容です。
言われてみると、座っている時よりも、立っている時のエネルギー消費量は、多くなるので、座っているより立っていた方が 体重増加は抑えられるということを単純にイメージしてしまいます。
でも、実際の生体システムはもっと複雑なんですね。
もちろん それは正しい考え方なのかもしれませんが、 そこに至る過程で、まずは 体重を検知するシステム・・つまり体重管理システムが、きちんと備わっている・・・ だなんて、びっくりですよね。
人間の身体ってすごいなぁ って 改めて思います。
“座るより立つ” ということはとても大切だ・・・ということがわかりますね。 そしてそれに加えて、身体を動かすならば、エネルギーの消費量も大きくなり、体重の減少につながる・・・・というところでしょうか。
身体(筋肉)を動かすことの重要性 については、 前述 の NHKの番組 『 人体 神秘の巨大ネットワーク 』 の中でも、レプチンをきちんと働かせて、食欲を抑える上で、欠かせないということを言っていましたね。
(食べ過ぎ → 脂肪細胞が増える → レプチン(食欲を抑える物質)の増加 → 免疫細胞が異物だと勘違いしてレプチンを攻撃 → レプチンの減少 → 食欲がさらに増加 [→ 筋肉を動かせば → 筋肉からIL6 という物質を放出 → 免疫細胞のレプチンへの攻撃を抑制 → レプチンは正常に機能 → 食欲を抑制] )
こんな感じです。 詳細は → こちら
つまり、 私達の身体には、この2つの話を組み合わせるならば、 “体重管理をする機能” と “食欲を抑える機能” の両方が身体に備わっている・・・ ことになりますね。
人間の身体は、素晴らしく完璧に創られているのですね。
もう 完璧 という以外ないですね。
結局、 体重を管理し、食欲を抑えようとするなら、 立って身体を動かす ということ に尽きるのでしょう。 その結果、脂肪が燃焼され体重が減る・・・
とても シンプルな結論 に 到達します。
これは 日常でよく言われること そのもの・・・・。
「運動しなさい」 ・・・ 昔から使われるこのフレーズは、間違っていなかった・・・・ ということですね。
ただし、運動せずに体重を減らすのではなく、運動をして体重を減らすことがとても重要だ・・・ということが、 科学的に、説明した・・・これだでも 素晴らしいことだと思います。
やっぱり 「定期的に運動しなきぁ・・・・」 改めてそう思う今日でした。
皆さんは どのように お感じになりますでしょうか。
皆様、今日もご覧戴きありがとうございました。
今日も、しっかり運動することで、健康を増進できる1日となりますように。愛を込めて