冷戦時代の核実験、宇宙気象に影響を及ぼしていたことが判明~核兵器の無意味さがまた一つ明らかに!~
皆さん こちゃ~
『宇宙天気(気象)』 と言う言葉をご存じでしょうか。
これは 目に見えて私たちの日常生活に影響を及ぼすものではないので、普段はなかなか話題に上がることはないです。というかほとんど使われませんね。
簡単に言えば、太陽活動の結果、地球の地磁気の乱れ(磁気あらし)などの状況を予測するもの だと思って頂ければ良いと思います。
例えば、太陽活動の一つとして 太陽表面付近(またはコロナ)の爆発によって『太陽風』という磁気や電気を帯びたガス(プラズマ粒子)を一気に宇宙空間に放出 しますが、それが地球に方に向いていれば、その規模によって様々な影響を及ぼすことがあるんですね。 その予報だと思っていただければと思います。
その影響で 極付近にオーロラ が見られたりするのですが、具体的な影響としては、軌道上にある人工衛星に搭載された機器が故障したり、宇宙飛行士が被曝するなど影響 があります。
直接これにさらされると とても危険なんですね。時には命を落とす可能性もあるほどなのです。 歴史的な出来事で言えば、 1989年に米国ニュージャージー州やカナダにある発電所の機器に障害が発生し、約9時間におよぶ大規模な停電が発生 したりしました。
地球そのものが地磁気によって、太陽風が侵入しないように守られているので、地球上で暮らしている人間には ほとんど影響はないです。
ところが、50年前の米ソの冷戦時代 には、地上での核実験がこの宇宙天気(気象)に影響を及ぼしていた ことがわかりました。
以下 はその記事ですが、良かったら 一緒に 見て みましょう。では どうぞ~
●冷戦時代の核実験、宇宙気象に影響を及ぼしていたことが判明
[source:excite ニュース GIZMOD]
『そんなにも影響があるのか…。
約45年間も続いた冷戦時代に、ソ連と合衆国とは核競争ゲームに興じていました。どちらの超大国も互いの領土に核兵器を配備しなかったものの、高高度での核実験は地球の大気に混乱をもたらしたのです。ありがたいことに対立はずっと前に終結しましたが、最近機密扱いを解除された情報からは、それが私たちの予期しなかった形で宇宙気象に影響を及ぼしていたかもしれないことが明らかになりました。
Space Science Reviewsに掲載された新たな論文は、ソ連と合衆国が指揮した高高度での核実験によって、地球の近くに“人工的な放射線帯”が作られたと発表しています。地球は元々、高エネルギー粒子の領域であるバンアレン放射線帯に囲まれていました。しかし核爆発からのエネルギーが大気中に熱くて電荷を帯びた領域を形成し、それが地磁気擾乱を引き起こしただけでなく、さらに独自の放射線帯を発生させたのです。お察しのとおり、その結果は芳しいものではなく、研究の著者たちは、これが地球を極めて低高度で周回していた「複数の衛星に大きな損害を与えた」と記しています。
太陽からの放射線とエネルギーの高い粒子は、宇宙気象という現象として頻繁に地磁気に作用します。これら高エネルギーの粒子が磁気圏に十分に降り注げば、通信衛星や地上の電力網さえも甚大な被害を受けることに。しかしながら、1960年代の核爆発による放射線は人間もまた地磁気に影響を及ぼせるという極端な例ですから、解明するのが重要なだけでなく恐ろしくもあるのです。
それに本当のところ、アーガスやティーク、そしてスターフィッシュといった名前のミッションがこれほどのインパクトをもたらすなんて誰が想像し得たでしょう? 新たな研究では、アーガスのみから放出された放射線がスウェーデンと米アリゾナ上空に磁気嵐による混乱を引き起こしたこともわかりました。
●Human Activity Impacted Space Weather
NASAの記事では、研究の共著者でありMITのヘイスタック天文台の副主任であるフィル・エリクソン氏が「実験は人間が行ったものですが、太陽によって頻繁に引き起こされる宇宙気象による影響の極端な例です」と語っています。「もしこういった人為的なイベントの1つによって引き起こされた多少制御されていた極端な出来事で何が起こったかを理解すれば、私たちはもっと容易に宇宙に近い環境の自然変異を理解できるようになれます」とのこと。
さらに宇宙機関は、人為的な地磁気擾乱がどのように大気に影響を与えたかを解明することで、低周回軌道にいる宇宙飛行士を宇宙気象の影響から守る方法をもっとよく理解したいとも願っています。
人工的な宇宙気象を研究することが、この先やってくるであろう巨大ソーラーストームによる電力網とテクノロジーへの被害に対しても光明を投じることになるかもしれません。 』
いかがでしょうか。
核兵器は絶対悪 で、人類に甚大な被害を及ぼす・・・だけではなく、人類そのものを破滅させてしまうことは自明の理ですが、上記の報告 は “核兵器の使用”はもちろんですが、“核実験すらもをやってはならない” という考え方に論理的正当性をもたらす ものになりますね。
もちろん 大気中の核実験は、大量の放射性物質を世界中にまき散らす・・・というとんでもない影響を与えることになるのは 避けられないですしね。
また 地下核実験も地球の地軸の回転スピードに影響を与えるという話もあります。 つまり 一日の長さが変わってしまう・・・・ということですね。 わずかですが・・・。
科学技術の進歩によって、とんでもないエネルギーを手に入れようとしています。
そのエネルギーの使用は、人類を破滅させるだけではなく、地球の環境そのものに影響を与えている・・・・ということ。
極端に言えば、人間活動によって私自身の首をしめてしまう事例がまたここにも一つ加わったということになるでしょうか。
“核兵器の存在が人類を守る” などというのは幻想 です。
“核兵器保有国の論理は完全に狂っている” と言ってもいいですね。
私たちの行動が 生命だけではなく地球環境に打撃与えることにならないかどうか、人類が間違った方向に行かないかどうか、私たちは 常に肝に銘じておかなければならないですね。
皆様、今日もご覧頂きありがとうございました。
今日も、核兵器製造の無意味さが科学的に明らかになる一日となりますように。愛を込めて
『宇宙天気(気象)』 と言う言葉をご存じでしょうか。
これは 目に見えて私たちの日常生活に影響を及ぼすものではないので、普段はなかなか話題に上がることはないです。というかほとんど使われませんね。
簡単に言えば、太陽活動の結果、地球の地磁気の乱れ(磁気あらし)などの状況を予測するもの だと思って頂ければ良いと思います。
例えば、太陽活動の一つとして 太陽表面付近(またはコロナ)の爆発によって『太陽風』という磁気や電気を帯びたガス(プラズマ粒子)を一気に宇宙空間に放出 しますが、それが地球に方に向いていれば、その規模によって様々な影響を及ぼすことがあるんですね。 その予報だと思っていただければと思います。
その影響で 極付近にオーロラ が見られたりするのですが、具体的な影響としては、軌道上にある人工衛星に搭載された機器が故障したり、宇宙飛行士が被曝するなど影響 があります。
直接これにさらされると とても危険なんですね。時には命を落とす可能性もあるほどなのです。 歴史的な出来事で言えば、 1989年に米国ニュージャージー州やカナダにある発電所の機器に障害が発生し、約9時間におよぶ大規模な停電が発生 したりしました。
地球そのものが地磁気によって、太陽風が侵入しないように守られているので、地球上で暮らしている人間には ほとんど影響はないです。
ところが、50年前の米ソの冷戦時代 には、地上での核実験がこの宇宙天気(気象)に影響を及ぼしていた ことがわかりました。
以下 はその記事ですが、良かったら 一緒に 見て みましょう。では どうぞ~
●冷戦時代の核実験、宇宙気象に影響を及ぼしていたことが判明
[source:excite ニュース GIZMOD]
『そんなにも影響があるのか…。
約45年間も続いた冷戦時代に、ソ連と合衆国とは核競争ゲームに興じていました。どちらの超大国も互いの領土に核兵器を配備しなかったものの、高高度での核実験は地球の大気に混乱をもたらしたのです。ありがたいことに対立はずっと前に終結しましたが、最近機密扱いを解除された情報からは、それが私たちの予期しなかった形で宇宙気象に影響を及ぼしていたかもしれないことが明らかになりました。
Space Science Reviewsに掲載された新たな論文は、ソ連と合衆国が指揮した高高度での核実験によって、地球の近くに“人工的な放射線帯”が作られたと発表しています。地球は元々、高エネルギー粒子の領域であるバンアレン放射線帯に囲まれていました。しかし核爆発からのエネルギーが大気中に熱くて電荷を帯びた領域を形成し、それが地磁気擾乱を引き起こしただけでなく、さらに独自の放射線帯を発生させたのです。お察しのとおり、その結果は芳しいものではなく、研究の著者たちは、これが地球を極めて低高度で周回していた「複数の衛星に大きな損害を与えた」と記しています。
太陽からの放射線とエネルギーの高い粒子は、宇宙気象という現象として頻繁に地磁気に作用します。これら高エネルギーの粒子が磁気圏に十分に降り注げば、通信衛星や地上の電力網さえも甚大な被害を受けることに。しかしながら、1960年代の核爆発による放射線は人間もまた地磁気に影響を及ぼせるという極端な例ですから、解明するのが重要なだけでなく恐ろしくもあるのです。
それに本当のところ、アーガスやティーク、そしてスターフィッシュといった名前のミッションがこれほどのインパクトをもたらすなんて誰が想像し得たでしょう? 新たな研究では、アーガスのみから放出された放射線がスウェーデンと米アリゾナ上空に磁気嵐による混乱を引き起こしたこともわかりました。
●Human Activity Impacted Space Weather
NASAの記事では、研究の共著者でありMITのヘイスタック天文台の副主任であるフィル・エリクソン氏が「実験は人間が行ったものですが、太陽によって頻繁に引き起こされる宇宙気象による影響の極端な例です」と語っています。「もしこういった人為的なイベントの1つによって引き起こされた多少制御されていた極端な出来事で何が起こったかを理解すれば、私たちはもっと容易に宇宙に近い環境の自然変異を理解できるようになれます」とのこと。
さらに宇宙機関は、人為的な地磁気擾乱がどのように大気に影響を与えたかを解明することで、低周回軌道にいる宇宙飛行士を宇宙気象の影響から守る方法をもっとよく理解したいとも願っています。
人工的な宇宙気象を研究することが、この先やってくるであろう巨大ソーラーストームによる電力網とテクノロジーへの被害に対しても光明を投じることになるかもしれません。 』
いかがでしょうか。
核兵器は絶対悪 で、人類に甚大な被害を及ぼす・・・だけではなく、人類そのものを破滅させてしまうことは自明の理ですが、上記の報告 は “核兵器の使用”はもちろんですが、“核実験すらもをやってはならない” という考え方に論理的正当性をもたらす ものになりますね。
もちろん 大気中の核実験は、大量の放射性物質を世界中にまき散らす・・・というとんでもない影響を与えることになるのは 避けられないですしね。
また 地下核実験も地球の地軸の回転スピードに影響を与えるという話もあります。 つまり 一日の長さが変わってしまう・・・・ということですね。 わずかですが・・・。
科学技術の進歩によって、とんでもないエネルギーを手に入れようとしています。
そのエネルギーの使用は、人類を破滅させるだけではなく、地球の環境そのものに影響を与えている・・・・ということ。
極端に言えば、人間活動によって私自身の首をしめてしまう事例がまたここにも一つ加わったということになるでしょうか。
“核兵器の存在が人類を守る” などというのは幻想 です。
“核兵器保有国の論理は完全に狂っている” と言ってもいいですね。
私たちの行動が 生命だけではなく地球環境に打撃与えることにならないかどうか、人類が間違った方向に行かないかどうか、私たちは 常に肝に銘じておかなければならないですね。
皆様、今日もご覧頂きありがとうございました。
今日も、核兵器製造の無意味さが科学的に明らかになる一日となりますように。愛を込めて