「極小のコンピューター」が皮膚に埋め込まれていることを科学は発見!~人間は生物学的ロボットだ!~
皆さん こんちゃ~
前回 は、クモの生態に困惑する科学者の苦悩 をご紹介しました。
生命現象は、余りに驚異 に満ちていて、とてもおもしろいです。
生命がかに精巧に創られているか・・・ということについて、普段あまり意識しないですが、今日は 私達自身(人間)に関することについて 情報を共有させて頂きたいと思います。
今日 ご紹介するのは、2年前の記事ですが、今でもまだ 知られていない充分に驚くべき内容 です。
人間は 五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)を通じて、外界の情報を得ています。
この五感について語られるとき “感覚器官はセンサー” だとよく言われます。
人間は、この感覚器官から得られた情報を脳で分析することで意識が生じ、自分の価値観を形成 します。
もし五感が存在しなかったら、人は 何も感じないのですから、意識を持ち得ない ということになりますね。
そう考えるとき、外界との接点である 感覚器官はいかに重要な器官であるか・・というのがよくわかります。
五感を発達させることが意識を発達させる ということですね。
さて、この五感の中でも 触覚 は とても 複雑です。
というのも、私達の日常生活では、普通に物を持ったり、触れたり、なでたりしていますが、その瞬間に 物質の三態(固体・液体・気体)を区別し、温度(熱いか冷たいか)を区別し、圧力を感知し、材質(でこぼこ感)の細かい特性を感知するなど様々な物理的要素の情報を瞬時にして得ています。
すごいですよね~。
時には、物体に触らずして電磁波(赤外線)を感じたりもする のです。(手と手を近づけると、微妙に暖かさを感じたりします・・・感じない方も多いですが、これは瞑想によって鍛えられます)
もっと言えば、 人や人、または動物と人の触れあいにおいては、その触れ方で相手の愛情 も感じたりします。
これは、触覚から得られた物理的な情報を脳が総合的に判断して、自分に対して好意的かどうかをも感知している・・・ということ になるでしょうか。
なんてことでしょう。
人間や猿は幼少期に充分に触れあっていなければ、脳が発達せず攻撃的になったりするんですね。
いかに触覚が重要か が ここでもよくわかりますね。
この複雑で重要な触覚を司る 皮膚の神経の本体であるニューロン について、驚くべきことがわかってきました。
以下 そのことについて述べた記事を 良かったら一緒に見て みましょう。 では どうぞ~
●「極小のコンピューター」が皮膚に埋め込まれていることを、科学は発見
(Science Finds 'Tiny Computers' Embedded In Human Skin :2014年9月2日英語版配信)
(Science Finds 'Tiny Computers' Embedded In Human Skin :2014年9月2日英語版配信)
[source:Tech
]
『 私たちは、すべての知能は、人間の脳内で制御されていると考えがちですが、スウェーデンのウメオ大学の研究者は、人間の指先が、大脳皮質で行わるのと同じ種類の演算を実行し、ニューロン(神経細胞)を延ばしていることを発見しました。
言い換えると、脳にデータを送受信する、感覚機能のデータ収集ネットワークの一種である、身体全体の神経系の活動について、今まで言われてきたものが、全くもって適切ではないのかもしれません。
雑誌ネイチャーニューロサイエンス、 JアンドリューPruszynski &ローランドS・ヨハンソンの書き込みによって、オンラインで(2014年)8月31日発表された研究理論:
「我々は、接触処理経路の末梢ニューロンを取り上げます。視覚処理経路の末梢ニューロンと同様に、通常、大脳皮質におけるニューロンに起因する特徴的なものを抽出して計算を行います。」
翻訳お願いします。
翻訳お願いします。
「わかりやすくなりました。それら(神経伝達)は、さらなる処理のために脳に到達する前に、私たちの接触経験がすでに皮膚におけるニューロンによって処理されていることを意味しています。」とPruszynskiはリリースで述べています。
研究はまた、 Pruszynskiが、触れた対象物の『幾何学的なデータ』と呼んでいるものを中継する、皮膚のニューロンの能力について説明しています。
「我々の研究では、対象物が、何時、どのぐらいの強さで接触したかの通知情報だけではなく、触れた対象物の形状に関する情報を伝える働きがあるという、私たちの指先の敏感な皮膚を提供することで起こる、一次触覚ニューロンの二つのタイプを示しています。」
Neurons: Smarter than we thought? (Photo credit: Wikipedia)
このシステムの感度は、皮膚内のニューロンの高感度領域の分布の差異に依存しています。
大脳皮質は、そのシステム内のすべての仕事をしているという現在までの仮説がありますが、この発見は、神経損傷後のリハビリへの現在のアプローチを変更する可能性を秘めています。
「神経損傷を持つ人々の感覚機能を回復するために、末梢神経の再成長に向けて研究しているならば、大抵の場合、多くのニューロンがどうすれば再生するのかを考慮することが重要です。しかし、現在、我々の研究結果に基づいて、これらのニューロンを再生させるには、ニューロンが脳に伝達する情報の種類が重要な意味を持つのかもしれません。」とPruszynski は解説しました。 』
「神経損傷を持つ人々の感覚機能を回復するために、末梢神経の再成長に向けて研究しているならば、大抵の場合、多くのニューロンがどうすれば再生するのかを考慮することが重要です。しかし、現在、我々の研究結果に基づいて、これらのニューロンを再生させるには、ニューロンが脳に伝達する情報の種類が重要な意味を持つのかもしれません。」とPruszynski は解説しました。 』
こんな感じです。 すごいですね~。
人間は、生命の本質をやっと理解し始めたようです。
私達が当たり前のように快適に生活できているのは、これらの精巧に創られたセンサー(五感)のおかげなのだ・・・ ということです。
人間は、現在 ヒューマノイド型のロボット の開発段階にありますが、ヒューマノイド型のロボットの動き を見るとき、そのことを強烈に実感します。
ロボットが、単に“歩く” ようになるまで 相当な時間 を要しましたね。
でも、まだまだ・・・人間には遠く及びません。
ロボットには、活動するために必要な外界の情報を得るセンサーがたくさん付いていますが、それでも 動きはぎこちない です。
つまり・・・ いかに 感覚センサーが重要か がわかります。
その中でも 触覚センサーはとりわけ重要 になりますね。
というのは、 動くだけではなく、コミュニケーションをとる際は物体に直接触れて様々な物理的特性を瞬時に検知する必要 がありますから・・・。
例えば、ロボットが卵を持つ場合は、コップなどの他の物体を持つ場合と比べて明らかに割れないようにする繊細さ が要求されます。 加える圧力(握力)は全く異なりますね。
持つのが卵ではなくても、材質の違い(ガラスやプラスチックや金属など)によって、重さや強度が異なります。 加える圧力(握力)を変えなければなりません。
もっと言えば、つるつるした材質であれば滑り落ちるかもしれません。 落ちる前に、滑らない程度の圧力での持ち方を 瞬時に計算 しなければなりませんね。
そのようなことを意識するとき、その計算を瞬時にやっている人間の皮膚はいかに凄いか がよくわかります。
皮膚の感覚神経(センサー:五感) が 全身に張り巡らされて、スムーズな動きになるように、ずっと情報処理をし続けているんですね。
しかし一方で、全身の皮膚の大量の情報を脳だけで処理をするには、あまりにも情報量が多すぎることも確か・・・。
だからこそ、各々の神経細胞がそれ自体がまるで生き物であるかのように、瞬時に対応するためにも脳に情報を送らずその場で情報処理をする必要がどうしても出てくる のでしょう。
沢山のコンピュータがすべての神経細胞に備わっている理由・・・ 納得です。
もう凄すぎますね。
上の記事 は 素晴らしい発見です
結局のところ・・・・
人間は超高性能なコンピュータを備えた無数の皮膚で包まれて防御されており、スムーズに生活できるようにコンピュータが働きづけている ということですね。
論理的に考えれば、皮膚以外にもコンピュータを備えているはず。 というのは、例えば食物を食べた時、胃腸で消化・吸収し、便や尿として排泄されるまでに、必要な消化酵素が必要な量だけ分泌さ れていますから。
“適量” をどこで計算するのか・・・です。 少なくとも脳ではないですね。
体内の各器官で様々なコンピュータが働いていなければできないことでしょう。
だからこそ “腸は第二の脳” ともよばれるのでしょう。
こんなわけで、 人間が人間として生きるためには、脳以外にも無数のコンピュータが存在し、瞬時に演算処理を行っていると考える方が合理的です。
つまり “人間は高性能なロボット” であり、“コンピュータの塊” であるに違いないです。
これからの生命科学は、解明すればするほど、ますます沢山のコンピュータの存在を発見することでしょう。 そして 人間は生物学的なロボット そのものであることを示し続けることでしょう。
皆様、今日もご覧頂きありがとうございました。
今日も生命科学の発展が、人間に新しい価値観をもたらし、生命への尊厳を取り戻すことになりますように。 愛を込めて