人間に自由などない
空想の世界でさえ
現実に縛られる

一つ言葉を発した時
言葉は自分の
言葉では無くなる
言葉は自分の
言葉では無くなる
思想も感情も意志も
全てのものは
言葉として
発せられた瞬間
個人のものでは
無くなる
全てのものは
言葉として
発せられた瞬間
個人のものでは
無くなる

声を大きく
発する者達によって
言葉は
意図しない変容を
遂げる
発する者達によって
言葉は
意図しない変容を
遂げる
終わりに
人間は背を丸め
虚無だけを吐露し
忘我へと
向い始める
人間は背を丸め
虚無だけを吐露し
忘我へと
向い始める
声無き春を
待つ道の
旅を踏むほど
心
愛しく
待つ道の
旅を踏むほど
心
愛しく
我が
旅の果て
誰ぞ
見るや
庵
朽ちる迄



