夢と現実は
言葉の中だけ
境など
無いのかも
しれない
夢の中から
外に
出歩かないように
鍵を掛けた
時間
しかし
夢と現実の
境にある扉は
容易に
開く
夢と現実に
可視と不可視の
区別は無く
いつしか
自分だけが
知る真実だけを
抱き締める
百年経てば
真実の意味が
わかるだろうか?
千年経てば
その意味が
わかるだろうか?
どれほど
嘘に
力があろうと
真実は
自分にしか
分らない
擬制の
領域
人は
そこに住み
可能性を
遮断しようと
試みる
しかし
扉は開かれ
夢と現実の
境は
幹を二分する
真実は
いつも
外存化し
周囲からの
無言に
慄(おのの)く
いつしか
去っていく者を
嘘と
言うなら
真実は
去らない
夢は
"独りにはしない"
と呟き
去ることを
しない
現実は
無言のまま
無味な世界を
床に広げる
夢は
無邪気なほど
笑顔を与え
知ることの
無かった
真実を詠わせる
現実は
流れのままに
外存化する
真実に
触れる者を
拒み続ける
現実の世界に
左手を置き
夢の世界に
右手を置く
幹は
ひとつしか
ない
愛も
ひとつしか
ない














