人は
記憶を
全てを
思い出せない
だから
失われる
記憶は
消えるべき
ものたど
あきらめて
いい
思い出は
全て
思い出せる
失えないもの
だから
創り上げてでも
思い出すのかも
しれない
一つ一つの
灯りが
思い出を
一つ一つ
繰り返し
辿らせ
一つ一つの
灯りが
一つ一つの
sceneを
照らす
それは
色と匂いを
脳で感じさせ
質感を
高めていく
思い出は
何一つ
零すまいと
瞳に映された
世界に
香を塗り
やがて
瞳は
納得したかのように
閉じられていく
人は
自らの
感覚と体験を
普遍化しようし
する
だから
感性が
衰えていく
形容詞や副詞を
失いつつある
人間社会
その言葉を
使うtimingさえ
失っていく
この世界に
僕は
すこぶるつきの
愛で
背を向ける
知識も知恵も
不要な
世界
ただ
感性だけが
思い出を
映しだす
いや
思い出ではなく
夢でもなく
きっと
いま
生きている
この瞬間の
本能という
匂いなのだ







