特権的な存在は
不自然なまで
音も無く浮上し
必然を呼ぶ
夢らしき
極私的世界は
境の見えない
心の内側を
外へと
引き摺りだし
武装を始める
漠然とした
長さの一日へ
躯を
引き摺りだし
破調のごとく
重なり合う
波飛沫を招く
雲上へと
波飛沫は舞上がり
天と地の境を消し
心の武装は
削ぎ落とされ
あっけなく
愛を抱きしめる
現実世界にある
生理的な定型感は
破調に乗り
ずれを生みながら
躯に巻きついた
しがらみを
ゼロへと解き放ち
愛は群れをなして
押し寄せてくる
自他の境を
飛び越え
盲目的な
勇気を心に
与える
その鮮度は
飛沫よりも
雲よりも
白く
空よりも
海よりも
青く
必然を生む
特権的な
存在よりも
紅く赤く
朱く
燃える
やがて
幻想は現実に
溶け入り
日常的感覚へと
下る
極私的世界と
価値の反転した
現に身を置く
人間
心の内に
幻想を抱き
心の外で
現実と闘う
人間は
そういう風に
出来ている
そういう風に
生きている
僕もその一人
ただ
君だけは
違う
幻想も現実も
飛び越える
君
僕だけの
君
君と共に
青き
BOUGAの
果てへ










