なぜ人間は
完璧を好むのだろう
何度も失敗を
繰り返して来た
はずなのに
なぜ完璧な
理論や法則に
惚れこむのだろう
人間はよほど
曖昧なのだろう
人間や自然よりも
理論や法則に
惚れこみ
ややこしい現実を
排除しようとする
美しい法則を
好むということは
人間の未熟さを
露呈している
架空の美に憧れ
いつしか
理論や法則を
邪魔すものは
全て憎しみの
対象となっていく
最も危険な
Utopia思想は
他の共存を許さず
あくまで独断場を
求める
すでに1990年代に
Utopiaは終焉を
迎えている
にも関わらず
何も学ばない
人間
一方で豊かで
望ましく見える
世界
しかし
他方では
苦しみを
生み続ける
理性の欠けた
現代の思想
社会は
人間が
本来抱える
解決できない
矛盾すら
解決できると
唄いはじめ
人間は言葉の
美しさに
酔い痴れる
それが
何千億という
愛を奪い
どれほど
消し去って来たのか
その危機感すら
消え失せたのか
矛盾を
消し去る魔法など
現実世界には
存在しない
人間が人間で
ある限り
矛盾は生まれる
それは
覚悟すべきだろう
但し
快楽と恐怖に
限られた
不毛だけは
繰り返しては
ならない
人類にUtopiaは
存在しないし
未来に於いても
存在しない
人間の矛盾とは
思考のみで
解決できるものでは
ない
愛は
それを
一番よく知る
師であることは
確かだだろう
そこに
美しい
法則は無い
人間より
君の方が
愛を
よく
知っている





