悲しいのに笑う
嬉しいのに泣く
人間だけが
できる
いや
そう思っているのも
人間だけだ
結局は
人間が考える
世界でしか
生きていない
曖昧で
勘違いし易い
人間の世界
人間以外の
生物が
捉える世界は
まったく
別物なのだろう
同じ過ちしか
繰り返せない
人間を
孤高の銀の翼は
笑う
地上で
別の世界を
重ね見ながら
人間と
共生する
生物たち
そこに
干渉が生じ
互いの存在を
不思議にも
認識し始める
人間は
自分たち以外の
生物に心を
移入させ
彼等にも
あると信じる
心に
干渉を試みる
しかし
それは人間
自らの心を
映しだすだけ
彼等の心を
映しだす
根拠には
ならない
人間だけが
自らの世界の中で
完結できない
心を
自分以外の
生物に
転化する
詩には
その醍醐味が
あるのかも
しれない
自らの覚悟と
決断という
意志の結実を
なぞるために






