「のらくら者の国」
ドイツ民話集より
もししも、行く道さえわかれば、たくさんの人が行ってみたがる、遠いめずらしい国があります。
その国に入ろうとする人は誰でも、はじめに、コメがゆの山を食べて穴をあけなければなりません。
すると、不思議なものが見えます。
家々は、焼肉から出来ていて、そして、屋根は、油あげでふかれています。
かきねは、あたたかい小さなソーセージからなっています。
小川をミルクが流れて、そのほとりにはやぶがあり、そこにできたての小さいパンが生えています。
泉には良いブドー酒が沸き、道端に、チーズの椅子があります。
はと、にわとり、がちょうが焼かれて、空中を飛びまわっていて、お腹の空いている人の丁度口の中へ入ります。
子豚もまた焼き上がって、ぐるぐる走っていつでも食べられます。
海の中の魚は、もう、料理するか焼くかされて岸まで来て、人はそれらをすぐつかまえることができます。
雨が降らずにはちみつが降り、そして雪が降らずにお砂糖が降ります。
美しいい着物と靴は、森の中の木々に生えており、人はただそれをゆすぶりさえすればよいのです。
人間は、のらくら者の国でなにをしているのでしょう。
なによりも彼らは働かなくてもよいのです。
だれかまじめにするならば、国を去らねばなりません。
一番なまけ者は王様になります。
特に長い間眠る人は、それに対してご褒美が貰えます。
そして、嘘を言えば、それに対してお金をもらいます。
国で一番よいものは、全て年とった人が湯浴みすれば、また若返る青春の泉です。
あぁ、だれものらくら者の国への道を知らないことは、なんて残念なことでしょう。
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知らないことが
残念なのだろうか?
君の財産は何?と聞かれたら
何と答えるだろう
家族?友達?などと
答えるならお門違い
かもしれない
財産など大したものではない
こんな下品な教訓なら
捨てた方がいいだろう
友達を作ることがそんなに
大切なことだろうか?
大人はよく考えた方がいい
一人で過ごす時間が長ければ
長いほど物事をよく考える
人間になる可能性が高まる
大人はあまり一辺倒なことを
言わない方がいいだろう
自然を見て美しいと思うこと
それは僕等は汚れた生活しか
できないと言っているようなもの
美しいと感じること自体
不自然だということを
僕等は知っているのだろう
だからご褒美みたいに自然が
欲しくなるのだ
犬も猫もフードが
美しく見えているとは
とても思えない
やはり人間だけが
汚れている
のらくら者の
国への道なら
探さなくても
いいだろう
そこ
ここ
に
溢れているから
だから人間は
鈍感という武器を
手放さない
恐れや恐怖
悲しみや怒りさえ
繰り返すことに
躊躇(ちゅうちょ)
することなく
日々を生き抜ける
マキぐらいなら
背負ってもいいの
かもしれないね
どうして
のらくら者の国に
入ろうとすると
コメがゆの山を食べて
穴をあけなければ
ならないのか?
誰かが知っている
のらくら者の国へ
辿り着く道を
知らなくて
良かったのか
どうかは
その人次第かも
しれない
マーク^^




