迷路のようなビルの隙間を 流れる人群
幾度ためらった言葉 幾度壊れかけた夢
僕は たった一つの愛にさえ背を向け
どこへ旅立とうとしていたのか
だけど 人の愛は遠ざかるほど強くなる
壊れかけた夢を 遠く手繰り寄せるより
僕は たった一つの愛を抱きしめる
両腕があることを 知ったから
素直になれなかった 愛を
僕の口から言葉にすることさえためらい
僕は いったい何を愛していたんだ
寄り添う君一花 雨に濡らし
たった一つの愛を
僕は もう消したりしない
ただ一つの愛の在処に
僕は 帰ると決めたから
信じるほど愛は涙を隠し
僕を強くする
抱きしめるほど愛は時を超え
僕は記憶を書く
寄り添うほど愛は明日を見せ
僕は道を歩く
君と僕の 道を
僕と君の 道を
君に見えない明日なら
僕が 君にだけに見せる



