僅かな
影に
消えてゆく
人間の
過去を
辿り
後無き
夢の
現(うつつ)を
彷徨うなら
私は
時を
伏せても
愛を
抱き締め
続ける
君という
自然は
人間ほど
理由を
持たず
ただ
人の言葉に
身を
任せる
しかし
人間が
君に
寄り添う
心を
無くすなら
人の
言葉すら
消えるだろう
命に
限りがあることを
人は
誰もが
知っている
しかし
限りある
命だからこそ
意志があり
愛を抱くことを
人は
鈍感に
忘れる
誰もが
春を待ち
君を見て
心を撫でようと
君が寄り添う
愛は
私しかないと
言える愛が
ここに
ある
その肌に
触れる指先は
凍りつく血液が
溶け始めるように
命という
君の息吹が
私の身体に
流れ込む
後無き
夢の
現(うつつ)を
彷徨い
私は
生身のまま
君の温もりを
知り
君の瞳より
遥かに幼く
意志と愛を
求め続ける



