人間は
途方もなく
謎めいた
世界に
住んでいる
そこは
運命的な
偶然で
満たされている
しかし
人は
鈍感という
武器を携え
深く考えることも
ないまま
通り過ぎていく
もし
そのことに
気付くなら
きっと
別な世界が
広がるだろう
人や物
そして
周囲を取り巻く
風景や景色
その出会に
運命的な
偶然が
潜んでいることを
知る
自分を知る他人は
巷(ちまた)に
溢れている
他人を意識しなければ
自分が個人とは
なり得ない
そのことは
誰もが
知っている
他人を意識せず
生きていくことは
不可能なのだ
但し
他人から
影響を
受けるか
どうかは
個人に
委ねられる
大抵の人間は
人を支配しようと
する
互いに
力を奪い合う
それは
人の関係を
崩し
遠ざけるか
盲目的な
従属を
強いることに
なる
対等に
与え合うという
関係は
心を開かない限り
築くことが
出来ない
愛とは
他人という
自分を知る
人間の
対等な
関係であり
運命的な
偶然の中で
心を開き
互いの愛を
与え合う
こと
惜しみなく
この
途方もない
謎めいた
世界に
まだ
愛は
溢れている
運命的な
偶然は
そこここに
溢れている
叶えられる
願いは
そこに
潜んでいる




