遺伝子の
ジレンマ
ひとつの
生物は
普通のものから
出来ている
どこにも
特別な物は
存在しない
どれほど
小さな粒子も
どんなに
小さな竜氏も
いったん
生命が
宿れば
必ず
遺伝という性質を
持つ
それは
何を
意味しているだろう
そこには
適切な
環境が
求められていく
適切とは
何か
僕の粒子
聞くことは
出来ないが
生命を維持し
成長
発展させるため
必要な
環境なのだろう
人は
それを
求め
道を進む
いったい
僕の
粒子は
どんな環境で
生命を維持し
成長
発展させて
来たのだろう
そして
これからという
時間の残量を
埋めるための
環境を
どう選択できるのだろう
いや
生まれなのか
育ちなのか
いずれにしろ
僕の粒子が
選んだ愛は
君だと言うことは
確かだ
遺伝子の
ジレンマは
人間だけが
感じる
人間が
名付けた
自然にとっては
当然の
世界でしかなく
僕の粒子が
選んだ
愛も
きっと
当然なのだろう
気まぐれという
運命の中で
生まれた
当然という
愛なのだろう
雪の粒子にも
生命が
宿っているように
僕は思う
そこに
ジレンマは
微塵も無い
愛のように



