空と大地の隙間に人は生きている
この空間には人を寄せ付けぬ
世界が広がっている
全てを知り尽くしたかのように
そして
豊かな生活を勝ち得たかのように
築き上げてきた文明を賛美し
称賛を惜しまない
今も尚生命の起源すら
人の想像の中を出ない世界で
かつて幼い人間は
神こそが全てだという時を過ごしてきた
今もその時からそれほど時を過ごしてはいない
科学万能の世界も時に行き詰まり
神にすがることさえある
生命の種が惑星から惑星へとめぐり
進化するという学説が19世紀にあった
現代であってもそれが真実でないという
科学的根拠は無い
何が正しく何が誤りだというのだろう
`生命の種`という言葉を
抱き締めながら
人はダーウィン進化論の小径へと
乗り出していた
輝かしい業績をあげた物理学者達でさえ
“生命の種”という言葉を使っていたことに
人の愛おしさを感じるのは不思議ではないだろう
人は考えも及ばぬ世界にいるということを
彼等の言葉は伝えている
日々空を眺め過去を辿るにつれ
心は遥か彼方へと漂い続ける
人と人を繋ぐ僅かな道のりなど
無限の宇宙からすれば無に近い距離
しかし人は広い宇宙を飛び超えるほどの心で
日常的な道のりを儚くも愛に満ち溢れた
世界へと創り上げる
心は光よりも早く宇宙さえ
飛び超えていくことに矛盾は無い
しかし人は自らが創り上げた社会規範矛盾を恐れ
時に彷徨う人々を深い混沌の闇の中へと浚う
それで矛盾を力にしながら
刹那的で約束などない未来に
人は明日を想い描き続ける
その矛盾を呑み込み
考えることを諦めない人は
問い続ける
どこから来たかのかを
どこへ向かうのかを
そう問い続けることでしか
人は自らの証を感じないのだろう
僕も 君も
問い続ける
一つ限りの
愛を携え


