目を閉じても
記憶は消えない
目を閉じても
記憶に残る
顔や声は
消えない
目を開いていると
現実が
目に飛び込む
しかし
それが
真実であるかどうかは
分らない
みな
同じものを
見ているかのように
思っている
しかし
見ているのは
心
それぞれが
違うものを
見ていることに
気付かない
目を開いていると
目の前のものは
時として消え去る
目を閉じていれば
消え去るものはない
記憶があるかぎり
消え去ることはない
そこに
確かに
自分の意識があり
思考がある
ただ
それより
思い出は
さらに
鮮明に残る
記憶は
消えても
思い出は
残っている
静かな夜に
目を閉じて
心の中の
単純な世界へと
近づいてみる
そして
心に
映るものを感じる時
自分の存在を感じる
確かに
自分がいると
そこに
君の
姿を
確かに
映し出す
見える世界よりも
さらに
心が
君に
引き込まれる
確かに
心に
君が
いると
感じる
いつか
君の
心の中に
僕を
映し出す
そんなことを
思いながら
月の青い夜に
グラスを
月に
かざす
確かに
見える
その姿に
心漂う