般若心経は、とてもすぐれたお経です。
いつものお経で唱えるのもよいのですが、
実際にお経の意味を理解している人は案外すくない。
そこで時々口語で唱えるのもいいのかもしれない。
口語訳を書いておきます。気が向いたら口語で唱えるといいでしょう。
以下は口語訳です。
全知者である覚(さと)った人に礼したてまつる。
求道者にして聖なる観音は、
深遠な知恵の完成を実践していたときに、
“求道者にして聖なる観音は、
深遠な知恵の完成を実践していたときに”
存在するものには五つの構成要素があると見きわめた。
しかも、かれは、これらの構成要素が,その本性からいうと、
実体のないものであると見抜いたのであった。
“そして一切の苦厄を超越した。”
シャーリープトラよ。この世においては、
物質的現実には実体がないものであり、
実体がないからこそ、物質的現象で“あり得るので”ある。
実体がないといっても、それは物質的現象を離れてはいない。
また、物質的現象は、実体がないことを離れて物質的現象であるのではない。
“このようにして”およそ物質的現象というものは、
すべて、実体がないことなのである。これと同じように、
感覚も、表象(ひょうしょう)も、意志も、知恵も、すべて実体がなのである