iMacでMacとWindowsとLinuxを外付けSSDからトリプルブート | Marienkäferのブログ

Marienkäferのブログ

いろいろなカメラを通していろいろな風景を撮っています。写真が好きなのかカメラが好きなのかいろいろな風景が好きなのか・・・多分どれも好きなのだと思います。

しばらく写真のアップを休止していました。忙しくなって来たこともあり、なかなか落ち着いて写真を撮っていません。最近はiPhone7を14に更新しましたので、それでの写真を試しています。広角レンズが面白いですね。Proの望遠よりは広角レンズで2cmまで寄って撮れるマクロの方に興味ありましたが、迷った末に14にしました。

 

さて稀にブログでコンピュータ関係の記事を書くこともありますが、最近iMacにつけた外付けのSSDでMac、Windows、LINUXのトリプルブートを出来るようにしてみた、というのが今回の話です。

 

きっかけは、職場の同僚のiMacが遅くなった事です。実はその先代のiMacも同様で、やたらと遅くなりました。HDDを診断してみても明らかな症状は見られませんでした。クリーンインストールしてちょっとマシにはなったように思われましたが、やはり遅く、結局このiMacはWindows機に置き換えられました。

勿体無いので、このiMacは私がサブでの使用のため引き取って使っていました。Venturaをインストールする実験台にしてみたり、また、時々は必要な事がないでもないWindowsを動かすために、bootcampを使ってWindowsを入れたりしていました。bootcampではWindows10までしか基本的に使えないのですが、11にアップデートする方法もありますので、それを試してみたり。

 

しかし、やはりどうにも遅いので、ストレスがありました。SSDを起動ディスクにすると高速化するという話があり、試してみる価値がありそうですので試すことにしました。購入はSamsungの1Tの外付けSSDです。これにVenturaをインストールして起動ディスクとしてみると、見事高速化しました。HDDより速いこともあるでしょうが、元のHDDがおそらくは劣化してやたらと遅くなっていたため差も顕著に感じられるのでしょう。これでストレスなく使えるようになりました。

 

しかし1Tも容量がありますし、Windowsが動いた方が良いだろうと試してみましたが、bootcampは外付けに使えないという事をこの時知りました。

 

そこで、今回、この外付けSSDを使って、Ventura、Windows11を起動させることを試みてみました。ついでに1Tも容量があるので、LINUXも起動させられるようにすることも試みました。LINUXはFerenとしました。

 

試行錯誤がありましたが、ターミナルでコマンドを入力する必要もない比較的簡単な手順で目的のトリプルブートに成功しましたので、その方法について簡単にまとめます。個々の方法についてはネットで見つけられますので詳細は割愛します。この方法は比較的簡単ではありましたが、Windowsも使える事が条件となります。使ったのはiMacの2017年のものでIntel cpuのものです。

 

1

Rufusを使ってSSDにWindows11をインストールします。最初Venturaをインストールしてパーティションを作りそちらにWindowsをインストールしようと試みたのですがこれはうまく行きませんでした。なお、この操作にはbootcamp で起動したWindowsを使いました。

 

2

インストールしたWindowsを起動してSSDに新しいパーティションを設けます。私の場合Windows用に400GB、Mac用に500GB、LINUX用に100GBとしました。

 

3

内臓ディスクからMac OSを起動し、ディスクユーティリティで外付けSSDのMac用のパーティションをAPFSでフォーマットします。その後Venturaのインストーラーを使ってVenturaをSSDのMac用の領域にインストールします。これでオプションキーを押しながらMacを起動すると、起動ディスクにMac用とWindows用のSSDが表示されるようになります。

 

4

USBメモリに別途用意したLINUXのFerenのインストールディスクを使ってSSDのLINUX用の領域にFerenをインストールします。USBメモリを接続した状態でMacを起動してUSBメモリを選択してこれを起動して行います。

 

以上で外付けSSDにMac、Windows、LINUXのいずれもインストール出来た形となります。オプションキーを押しながら起動すると、SSDが2つ現れます。1つはMac用です。もう一方がWindowsとLINUX用で、こちらを選択するとメニューが現れ、WindowsかLINUXを選択する形となります。

 

以上の手順で、結構簡単に3つのOSを外付けSSDから動かせるようになりました。SSDからの起動はそれまでおHDDからの起動に比べて高速でストレスがなくなりました。もしHDD使用のiMacなどに同様の問題が生じた場合には、まず外付けSSDへの乗り換えは推奨されます。ネットを見ると、SSDでMac OSを起動する方法、Windowsを起動する方法などの説明がありますが、外付けSSDからMacとWindowsのデュアルブートや、それにLINUXを加えたマルチブートは見当たりませんでした。結構簡単な方法で達成可能ですので、ご参考まで。