誰にでも


『心残り』


ってやつがあるもんだ。


私の心残り 大きいものが二つある。  


 一つ目は中学のころ、こさちという同級生の子の事。


仲がよく二人で遊んでいたんだが、途中でまあ家庭の事情ってやつで高山に転校していった。


今思うと、


いやおせっかいだけど・・・たぶん家庭が苦しかったのかなって思うけど・・・・


まあ家庭にはそれぞれ事情があるのでそのへんはいいんだけど。



彼女から、転校後にハガキが確か届いたんだ。


なのに私は返事を返さずそのまま音信不通になった。


当時はもちろん携帯電話もない。



いつもその子の家の前を通って帰る。 そのたびに思い出す。


きっとあの子の事だろうから、幸せになってると思うな。




もう一つ。 高校のときに井上先生という国語担当の先生。



すごくマイペースに過ごす人。ときおり発言する言葉がとても奥深くて面白い人だなと思っていた。




そんな井上先生が私たちが卒業と同時に停年退職した。




井上先生が私たちにこんなお願いをした。



『 停年退職前の記念にあなたたちの作品がほしい 』



そんな優しい願い事を私は無視してしまったのだ。



そんな事に意味があるのか・・・  私のが無くても大丈夫だろう。



ってね。



人の想い出なんて軽く感じていた。



私自身軽い人間だった。



だけど


この年になって  


たくさんの人からたくさんの学びを経て



人を信じる心 



人を喜ばせてあげたい



人に感動を与えられる人、感謝をされる人の素晴らしさ



一見きれいごとに聞こえてしまうかもしれないが、 私の言葉は上っ面じゃない。


全部自分の体験から得た事なんだ。


私は自分で体験しないと納得できない人間なので・・・・・


どんだけ嫌っても見捨ててくれない人がいる。


本当は嫌いでもなく素直になれなくて、傷つきたくなくて、自分のテリトリーを必死で守っていたころ。


どんだけ反発しても、ぶつかっても絶対に見放してくれなかった。


今でもあの瞬間と心から湧き出るものを忘れた事はない。


あのときから私の人生・考え方すべてが変わったのだから。


今でも繰り返すけど、人間だからしょうがない。


わからないけど、もって生まれた性質があるのかもしれない。


でも、大切な体験は必ずあるもので


それによって過去の心残りがふつふつとわきあがってくる。


これからはそんな体験がなるべくないように・・・・後悔のないように・・・・精一杯自分を信じてやってみよう。



と日々考えてるこのごろ。