私たちは新婚ではありましたが、手放しでラブラブ生活を楽しめませんでした。
・・というと不仲な感じになっちゃいますが、そうではなく、アラフォー同士の結婚
であったため、
お子様計画が切迫している問題を抱えていました。
実は入籍まもなくに妊娠が分かり喜んだのもつかの間、稽留流産をしてしまい、
ひょんなことから中国で幼稚園の先生をすることとなり、毎日担当する2歳児を相手に
トイレトレーニングやお友達に「貸して」と頼んでからものを借りることや、
一人で着替えができたり、お片付けができるように教えたりしているうちに、
我が家にもこんなかわいく、毎日新しいことに関心をもって、やりたい・
覚えたいと溌剌とした子供の一緒に成長を見守れたら・・と思うようになりました。
そんなこともあり、2012年暮れ、私はお子様を授かれないことに焦りや、私は持病があり、
妊娠は合併症扱いになるために日本で産むしかなく、
妊娠すれば日本と中国での夫婦二重生活になることへの金銭的・精神的不安、
幼稚園で園児たちと触れ合うたびに募る強い欲求とで、新婚初めての年末年始は
精神的に落ち込んだ状態で、旦那様もいたたまれない想いで私を慰めてくれていました。
そんな精神的に暗い毎日を送っている中、実家でも飼っていたように犬でもいたら・・という話になり
ました。でもあまり現実的には感じていませんでした。
新年早々、后海大道(ホンハイダイドウ)の通りをブラブラと歩いていたとき、
后海新村(ホンハイシンスン)というバス停付近がペット関連のお店や動物病院が
立ち並んでいることを知りました。
何気なしに一件一件ペットショップに入り、この子はいくらか?何か月か?など英語で店員さんに
聞いていき、「愛玩楽」というお店が良心的なプライスで何匹もかわいい子犬たちを扱い、
ペット関連グッズの取り揃いも良く、ペットサロンとペットホテルもやっており、何よりどの店より
清潔感があり明るい雰囲気だったので、気になった1匹のトイ・プードル
のことについて
詳しく聞くことにしました。
詳しく聞くにはお互い第二言語の英語でやり取りするには限界があり、旦那様の中国人の同僚に
店舗に来てもらうことになりました。
予防接種は1回済んでいて、2回目の予防接種代は子犬の代金に含まれているとか、関連の動物
病院(院長さんが実は愛玩楽のオーナー)があることとか、ホテル代金、サロン代金などなど、いろ
いろ同僚さんに聞いてもらいました。
一通り、確認したいことは確認して、「で、どうする?」となりましたが、
生まれて2か月で3000元とその子が生活するのにひとまず必要なグッズ700元を聞いて、
子供がいない寂しさからそんな大金
を旦那様に出して買って、とは言えず、くすぶった想いで
「いろいろありがとう」とお店を出ました。
そのあと、私たちは2週間に1回のイミグレ手続きのため、深セン湾口岸に行きました。
手続きを済ませ、家路の途中にある「愛玩楽」にもう一度行ってみることにしました。
店の外からお目当てのトイ・プードルが隣のゲージの子犬に「ねぇねぇ」と声をかけてるような
しぐさをして、社交的な女の子なのかな、と眺めていました。
「どうする?」「どうしよう?」の私と旦那様との押し問答は結構長い時間続きましたが、最後に
旦那様が
「買っていこう!連れて帰ろう!」
ときっぱりとした口調で結論を出しました。
決めたら、子犬と一緒に家に帰るまでは早く、子犬に必要なゲージやおもちゃに至るまで店員さんが
てきぱきとまとめてくれて、子犬と商品を渡してバイバイと見送ってくれました。
子犬と大きなゲージなどの商品を抱え、家路に。
「買っちゃったね」と言いつつも、抱えている小さな子犬ちゃんのぬくもりを幸せに感じていました。
その子は1週間近く夫婦で悩んだ末に「Daisy」と名付けられ、先日一歳の誕生日を迎え、今日も
元気です。
今思えば、Daisyを買ってくれたのは、毎日暗く、出口の見えない悩みを抱える私を不憫に思い、
私が元気になり、中国での生活により充実感を持てるようになるには、子犬がいた方がいいと、
あのとき決断をしてくれたからだと思っています。
Daisyとの生活はおいおい綴っていきますが、今でもDaisyを我が家に迎えてくれた旦那様に感謝
しています。
最近ちょっと気分が優れない様子のDaisyですが、
私がパソコンをしているときはいすの下に、
テレビを見ているときはソファの上で私の隣に、
台所で料理をしているときにはリビングと台所の境目のところで、
ペタリと腹ばいになってくつろいでいます。
2013.01.06、Daisyが我が家の家族になった日を忘れません。