タイトルに「スーパースキー」って付けましたが、この説明していませんでした。これ、ドロミテ一帯の観光局やスキー場リフト業者の連合会みたいなので、売り出し文句として考えた名前のようです。

「一枚のリフト券で、12のエリアの、1200kmのピステ」がサブタイトル。実際、リフト券には2種類あって、全地区に通用するのが「Superski」って名前。それに加えて地区内限定のがあって、後者の方が1日あたり10ユーロほど安くなっています。「セラ一周」するには前者のリフト券が必要です。
さて、今回は週末+有給2日だけのスキーなので3日目でもう最終日です。何処滑ろうかな~。
最初に考えたのは「セラ一周」を逆回りすることでしたが、ちょっと気が変わりました。下の写真は、ピステマップから、入山口のSanta Christina周辺をアップしたもの。
初日にゴンドラで登った山頂から、気持ちよさげな白い大斜面が見えました。「セラ一周」ルートから離れているのでまだ行ってません。ここも滑ってみたいな~、が「その1」。
そこへ行くには、2日目と同じSanta Christinaから、反対側(このマップでは上の方)のゴンドラに乗ります。で、その乗り場は街から少し離れたところにあるようで、そこへ向かうのに何か乗り物があるようです。これ、乗ってみたい!が「その2」。
これ、こうやってアップで見ると何が走っているのか分かってしまうのですが、印刷されたマップを老眼の目で見ただけではこれが見えなくて、「何か乗り物があるらしい」としか分からなかったんですね。
次に、この大斜面のてっぺんまで行くと、隣町のOrtiseiまで滑って降りるコースがあります。折角だからここも滑ろう。
Ortiseiまで下った後は登り返しますが、その下半分、ゴンドラの他にケーブルカーもあるようだ。これも乗らなくっちゃ!が「その3」。
男の子はほぼ例外なく乗り物が好きですが、おじさんになっても好きな人は結構います。私もその一人です。
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前日と同じ駐車場に停めて、「何か乗り物があるらしい」方へ向かいます。切符は前日買った「全山2日券」でそのまま乗れます。乗り場では写真を撮りそびれました。
で、その乗り物とは、まあ予想通り。
毎年行っているSaas-Feeのスキー場で、一番上まで登る最後の乗り物がやはり地下ケーブルでして、そういう意味では珍しくはないですね。
でもここの地下ケーブル、見るからに新しいです。これが出来るまでどうしていたのでしょう?ゴンドラ乗り場まで、スキー靴でスキー担いで歩いていくにはかなり遠いです。連絡バスでもあったのかな?
地下ケーブルを降りると、次のゴンドラ乗り場。
このゴンドラを降りたところで、予想外の乗り物(?)に遭遇。
階段にしても10段かそこらのところですが、なんとエスカレーター!
なんでこれに感心しているかと言いますと、、、
毎年行くSaas-Feeのスキー場の地下ケーブル山頂駅、降りてから出口まで少なくとも30段、ケーブルカーで下の方に乗ってしまうと更に30段ほど登ります。下界でもスキー靴履いてスキー背負って階段60段はキツいですが、標高3500mの高所だと空気薄いのでメチャ堪えます。我が家の3名はそこで必ずベンチに座って一服してから外に出ますが、廻りの人達、結構平気でそのまま滑りに出ます。地元民なら高度に慣れてるのは分かるけど、下界から来ているスキーヤーもです。こっち(ヨーロッパ)の人って、やっぱり作りが違うんだなーといつも思います。
、、、といつも思っていたのですが、ここにはなんとエスカレーター。それも、階段にしても10段かそこらのところ。そこまでしなくてもって思わなくもないですが。。。
ゴンドラ終点からは、少し滑って次のリフト乗り場へ。このリフトが遠くからよく見えた真っ白な大斜面を登るリフトです。リフト終点は、Secedaという山の頂上直下、2518mだそうです。
ここから見下ろす大斜面。
右奥の岩峰がSassolungo。正面の岩の塊が、前日一周した「セラ山群」だと思います。その間の手前、白い斜面が何度か滑った「気持ちいい斜面」。
この後は、隣町Ortiseiまでの長ーいコースを一気に下りましたが、なぜか写真を一枚も撮っていませんでした。コースの終点はゴンドラ乗り場。みなさん、ここからゴンドラでまた登っていきます。我々もそれでもよかったのですが、、、
別のケーブルカーに乗ってみたい気持ちもあります。ケーブルカー乗り場は直接は見えないのですが、Google Mapで見ると直線距離300m、標高差7mと。じゃあ歩いてもそんなに大変じゃないはず、と。
ゴンドラ乗り場はもうOrtiseiの街の一部で、目の前にある「ケーブルカー乗り場はこちら」の看板に従って歩きます。しかし、、、スキーヤーは一人も見かけません。標高差7mにしては結構登らされます。
でもまあ、5分かそこらでケーブルカー乗り場に着きました。普通に観光する服装の人達がそれなりにいますが、スキーヤーは一人もいません。また乗り場周辺に、スキーを立てかけるようなものも全くありません。思わず不安になって、切符売り場の人に「上の方、スキー出来るんですよね?」、「できますよ~」と確認してから乗り場へ。
南向き斜面ということもあって、下の方は全く雪がありません。それはいいけど、やっぱりスキーヤーは誰も来ません。でも係の人が「滑れますよ」と言ってるんだからなんとかなるか。
やがてケーブルカーは中間の行き違いの場所に近づきます。どうやら駅になっている模様。
ここで、「そり」を持っている人たちが結構乗り込んできました。ケーブル沿いが「そり」コースになっているけど、下半分は雪がなくて、上半分だけ滑れるというわけですね。「そり」というと子供の遊びのイメージでいましたが、大人だけ、それもわりと若い人たちのグループが結構多くて意外。
ケーブル終点。「そり」は右へ、スキーは左へ、の看板。
こっちはスキーコース、「そり」はダメですよ、の看板。ある程度予想はしていたが、スキーコースというより林道ですね。でもとりあえず滑って行けるならいいや。
そういえばケーブルカーの写真を撮ってなかったな、次のが来るまでまって撮ろう、と思ったらすぐに来ました。
コースの最初は林道でしたが、まもなくそれなりに滑れる斜面に。相変わらずスキーヤーは見かけませんが、その割に滑った後はあるし、それ以前にコースはピステンブリーできれいに整備されています。
途中こんなところもあって、ちょっとしたツアースキー気分です。
で、このすぐ先、「上り坂」がありました。とりあえずスキー履いたまま開脚で登り切れる程度ではありますが。ま、これじゃ普通のスキー客は来ないよな、でもまあこれも面白いや。
そのあとまもなく、上から下まで滑るメインコースに合流、ほんの少し下るとロープウェイ乗り場へ。
大型ロープウエイが休みなく往復していますが、客の方が多くて、30分近く待ちましたか。今回のスキーで一番待ったのがここでした。
山頂駅レストハウスで昼ご飯、セルフじゃなくて注文聞きに来る店。美味しいし、セルフの店に比べて全然高くないです。
午後はどうしようかな~。
まずはこの大斜面を一回滑って、もう一回上がってきて、下まで滑って、あとは「1周」コースの一部でもいいから逆回りするか、ってことにしました。
このあとはほとんど一度通ったことがあるところなので写真が激減します。久々の写真は15時過ぎ。前日滑った「1周」コースを1/5くらいまで行って引き返しているところ。リフト経路の関係で前日は通っていません。
見えているリフトを登り返して、その向こう側を下まで滑り降りると、Selvaの街。
ここでも面白いものを見ました。
Selvaの街まで滑り降りて更に「一周」を続ける場合、ここで道路を渡って向かい側のゴンドラに乗りますが、その道路を渡るところにリフト乗り場のゲートみたいなのがあります。
これ、道路の車用信号と連動しています。車信号が青の時はバーが閉まっていて、赤になるとバーが開きます。信号だけじゃ、どうせ誰も守らないからなぁ、ってとこでしょうか。
ここを通るのは、「一周」を反時計回りするときだけなので、道路の手前側にはゲートはありません。
我々は「一周」ではありませんが、車を置いたSanta Christinaの街へ帰るには、もう一度向かいのゴンドラで山頂まで登って滑り降りる必要があります。
山頂着が16時ちょうど。リフトは17時まで動いています。天気もいいし寒くないので最後まで滑るか。
何本か滑って、リフト降りたら17時2分前。これで最後。
17時6分、終了。
ゴール正面、ゴンドラ乗り場脇の飲み屋はアフタースキーを楽しむ人たちで大賑わい。
我々もビール一杯だけ買ってきて、2人で分けて飲みました。
しかし、、、なんでミュンヒェンのビールなの? 地元南チロルにも大手の美味しいビールあるのに。
最後に、この日のGPS記録。
アフタースキー分を入れて、総行動時間8時間ちょうど、延べ滑降標高差9380mでした。
正味2日半の短いスキー休暇でしたが、天気に恵まれ、結構いいペースでいっぱい滑れて、満足度の高いスキー休暇でした。