こんにちは。
今回は朝ごはんのお話です。
我が家はパンに卵を使ったおかず、もしくはスープ。
これに牛乳たっぷりのカフェオレ、というスタイルがほとんどです。
朝食にはパン派の方、ご飯派の方がいらっしゃると思いますが、朝は時間が限られており、ご飯よりパンのほうが食べるのに時間がかからないということで、我が家の朝食はパンに落ち着きました。
昨日の朝ごはん
「黒糖ロールと季節の野菜のコンソメスープです。」
(食べ盛りの娘っこにはウインナーをプラスしました。)
黒糖ロール2個・・・0.4g塩分
季節の野菜スープ・・・0.7g塩分
合計1.1g塩分
黒糖ロールはパルシステムの物。1個当たり食塩相当量0.2gと少なめがうれしいです。
スープは、な~んてことない普通の野菜スープですが、塩分を控えるポイントと、塩分控えめでも美味しくいただけるように工夫した点をレシピとともに紹介します。
<季節の野菜のスープ 3人分>
・材料・
白菜 200g
人参 50g
玉ねぎ 50g
絹さや 4~5枚
にんにく 1/2粒
ベーコン(減塩タイプ) 20g
油 小匙2
水 300ml
コンソメキューブ 1/2個
塩 0.75g
①白菜、玉ねぎ、人参は千切りにする。(絹さやは色をきれいにしたい場合は下茹でして千切りにして最後に入れる。)
◆ポイント1◆
このスープは普段はよくキャベツで作りますが、今の寒い時期に美味しくなる白菜を使うとぐっと甘みが増します。
②鍋に油を入れ、玉ねぎ、にんにくを弱火で香りがでてしんなりするまで炒める。
◆ポイント2◆
玉ねぎは炒めた物と、炒めずに煮ただけの物では全然風味が違います。西洋料理でも炒めた玉ねぎや人参からブイヨンを取りますよね!
スープの場合は断然炒めることをおすすめします!
③人参、白菜、ベーコンを入れ、焦げないくらいの中火程度にして炒める。(白菜の水分を飛ばすようなイメージで)
◆ポイント3◆
ベーコンは西洋の鰹節とも言われ、燻製の風味と旨味を足してくれます。(減塩タイプを使いましたがベーコンのような加工食品の塩分もカウントします)
④水300mlとコンソメを入れ、ふたをして野菜が柔らかくなるまで煮る。
◆ポイント4◆
加える水分は一般的なスープのレシピと比べて少な目にしています。なぜなら水分が多いとそれだけ味付けのために加える塩分も多くなってしまうからです。蓋をするのは水分の蒸発を防ぐためと、野菜に早く火を通すためです。
⑤ 野菜が煮えたら塩を加える(最初に全部入れず、味をみながら調節する)
◆ポイント5◆
.味付けはコンソメだけに頼らず、野菜の味を引き立たせるため「粟国の塩」と合わせて味付けをしました。粟国の塩は海水を煮詰めて作られたており、マグネシウムやカリウムなどのミネラルを含みます。これらのミネラルは塩分(ナトリウム)を排出する働きがあります。塩は少量しか使わないのでそれほど影響はないかもしれませんが、小さなことでも心がけが肝心^ ^
また粟国の塩のような天然塩は、塩味に加え、まろやかで旨味に近いような味がするので(個人的感想)、我が家ではよく煮物や汁物に使っています。
大変長くなってしまいましたが、・・・
このように塩味を控えた分、ほかの要素を補う事で美味しく頂くことができます。
今までしっかりと意識したことはありませんでしたが、ポイントを改めて書き出してみると、どんな材料を選ぶか、どんな風に調理するかという選択・決定の上に料理は成り立っているのだな・・・と思いました。
この
『何をどんな風に食べるのか』
という小さな日々の積み重ねは実はすごく大事なのではないか、
まさに
『私たちは食べた物でできている』
台所を預かる者としてちょっと引き締まる気持ちにさせてくれた野菜スープでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。