似てる…
目が合った時に微笑んでくれたゲング君の顔は、
傘を貸してくれた彼に酷似していた。
フードで顔の大半を隠れている上に、雨の音で声のトーンさえも分からなかったけど……
多分、同一人物だ。
こんなに身近に居るのなら、ちゃんと調べておけば良かった。
でも、それよりも………
…顔が熱いよ~ッッ
目の前で格好良いと噂されてる人が笑ったんだもん。
男慣れしてない私にとっては、起爆剤。あと少し長く見つめ合ってたら、どうなることか…
ヤバい、ヤバい。
取りあえず顔色隠さないと。
とっさに膝の上に置いてある鞄を探る動作をした。
ポーチの中を探って飴を1つ取り出し、口に含みコロコロと転がしながら味わう。
…あぁ。少し落ち着いたかも。
胸の高鳴りも治まってきてる…し…
顔をあげてみると、小川君と目があった。
ニコリ…いや……ニヤリとした笑みを浮かべている。
……見られてた……かも。
顔の赤らみが戻ってきた。
目が合った時に微笑んでくれたゲング君の顔は、
傘を貸してくれた彼に酷似していた。
フードで顔の大半を隠れている上に、雨の音で声のトーンさえも分からなかったけど……
多分、同一人物だ。
こんなに身近に居るのなら、ちゃんと調べておけば良かった。
でも、それよりも………
…顔が熱いよ~ッッ
目の前で格好良いと噂されてる人が笑ったんだもん。
男慣れしてない私にとっては、起爆剤。あと少し長く見つめ合ってたら、どうなることか…
ヤバい、ヤバい。
取りあえず顔色隠さないと。
とっさに膝の上に置いてある鞄を探る動作をした。
ポーチの中を探って飴を1つ取り出し、口に含みコロコロと転がしながら味わう。
…あぁ。少し落ち着いたかも。
胸の高鳴りも治まってきてる…し…
顔をあげてみると、小川君と目があった。
ニコリ…いや……ニヤリとした笑みを浮かべている。
……見られてた……かも。
顔の赤らみが戻ってきた。