Weekend Wine

Weekend Wine

週末に飲んだワインの記録など

飲んだ日 2024年8月9日 晴れ 28℃

ワイン Raats Original Chenin Blanc 2022

評価 87

エノテカで購入、定価3,850円。南アのシュナンブラン。ステレンボッシュDO。造り手のラーツはステレンボッシュの家族経営のワイナリーで創立は2000年。シュナンブランとカベルネフランに特化したワイン造りを行う。サステイナブル農法を実践し、農薬も使用しない。このワインは花崗岩と砂岩といった異なる土壌に植えられた樹齢35年のブドウが用いられる。ステンレスタンクで発酵後、樽を使わず澱と共に6ヶ月間の熟成を行う。アルコールは13%。スクリューキャップ。色調は緑味を帯びたレモン色。香りはメロンや白桃、白い花、ナッツ、僅かにハチミツ。味わいは辛口でミディアム(+)のボディ。味わいはオークが使われていないので、ニュートラルな感じで、口当たりは滑らか。酸はアタックはまろやかだが長く伸びる。余韻は中程度。うまくまとまっているが、やや複雑性に乏しい。

 

飲んだ日 2024年8月9日 晴れ 28℃

ワイン Gruner Veltriner Federspiel Ried Kollmitz 2021Domaine Wachau

評価 89

エノテカで購入、定価3,300円。オーストリアの銘醸地バッハウのグリューナー フェルトリーナー。バッハウDAC。造り手のドメーヌ バッハウは250の栽培農家を持つ協同組合。1137年に修道院の所有であったことが確認されていて、1930年代に協同組合となった。ブドウ畑の面積は150haで有機農法を実践。畑は平均2haの区画で斜面に位置するため手作業がメインとなる。このワインは単一畑コルミッツのブドウを用いて造られる。ドナウ川から130mの高さにある南向き斜面に位置し、黄土と粘板岩の混じった土壌を持つ。手摘みされたブドウは空気圧で圧搾される。ステンレスのタンクで発酵と澱を残した熟成を行う。アルコールは12.5%。スクリューキャップ。色調は緑がかったレモン色、香りはやや強く、リンゴや白桃、白い花、乾燥ハーブなど。僅かにナッツやペトロールも感じられる。味わいは辛口のミディアムボディで、優しい果実味と、弾ける感覚の高めの酸がある。風味はやや強く、グリューナーとしては飲みごたえがある。軽い苦味を伴った長めの余韻に続く。

 

飲んだ日 2024年7月27日 曇り 31℃

ワイン Une Hirondelle 2021 Domaine des 13 lunes

評価 89

うきうきワインで購入、3,432円。サヴォアの白。造り手のドメーヌ デ トレーズ リュンヌは2016年設立の若いワイナリー。オーナーのシルヴァン リオタールはビオディナミの巨匠ピエール マッソンの後継者ヴァンサン マッソンに師事した後、サヴォアで古いブドウ畑を引き継いでワイン造りを始めた。畑では有機とビオディナミを実践。ワイナリーの名前13の月もビオディナミで重要な月の運行に由来する。このワインは土着種のアルテス種(別名ルーセット種)100%のルーセット ド サヴォアAOC。裏ラベルにAB認証とユーロリーフ。平均樹齢25年のブドウを手摘みで収穫。発酵後ステンレス容器と新樽で9ヶ月間の熟成。アルコール12%。コルクは長さ49㎜。色調は輝きのあるレモン。香りは白桃、グレープフルーツ、ナッツ、ハチミツなど。味わいは辛口でボディはミディアム(+)。風味豊かで酸は高く長く伸びる。ややタンニンを感じ、複雑性も十分。自然派ワイン的な味わいは好みが別れるかも知れないが、飲みごたえがあり、とても良く出来ている。